カテゴリー「私が出会ったマーケター」「イベントレポート」「息子と見聞録」を追加しました
はてなブログの機能のひとつ「カテゴリー」を活用してみます。
書いている私自身、自分がどんなことを書いているのか、混乱してきたからです。
そして、初カテゴリーとして「私が出会ったマーケター」を追加して、過去の記事を設定しました。
経緯を説明します。
はてなブログのカテゴリー機能
利用したのは、はてなブログの標準機能である「カテゴリー」。
無料版でも使える、基本機能のひとつです。
はてなブログの「カテゴリー」の特徴は、
- カテゴリーは記事の画面でも管理画面でも設定できる
- 新しいカテゴリーは記事の画面で追加する
- 複数のカテゴリーを作成できる(上限数は不明)
- ひとつの記事に複数のカテゴリーを設定できる
特に、4つ目の特徴は、いろいろな情報を盛り込んだ記事に複数のカテゴリーを設定できるので便利そうです。
詳しくはこちらのヘルプをどうぞ。
名前を考える前にブログの目的を振り返った
最初に作るカテゴリーは「マーケティング」と思ったところで、立ち止まりました。
そもそもこのブログは何のために書いてるんだっけ?と言う目的の確認です。
この記事にも書いたとおり、最大の目的は「マーケティング情報の発信」です。
日々インプットしているマーケティングの情報をアウトプットして、私自身とブログの読者のかたのマーケティングの知見を高めたいと思っています。
ただ「マーケティング」というカテゴリーは、さすがに大きすぎます。
まずはマーケティングの構成要素として「マーケター」に注目して、「私が出会ったマーケター」を新設します。
「私が出会ったマーケター」の記事一覧(2017年9月)
これまで投稿してきた記事を振り返ってみると、マーケティング関連のイベントでたくさんのマーケターの話を聞かせてもらっています。
「私が出会ったマーケター(イベントレポート)」というカテゴリーには以下の記事を設定しました。
現時点の記事は2本です。
「あなたの知らないデジマの世界」でThought Leadership(ソートリーダーシップ)を教わった(主催テクノロジー・ネットワーク) - マーケター河原塚の放課後ノート
日本マクドナルドCMO足立光さん講演「マクドナルドV字回復を支えたデジタルマーケティング戦略と実行」で5つのポイントを教わった - マーケター河原塚の放課後ノート
というわけで、右サイドバーのエリアに追加しました。
よかったらご覧ください。
カテゴリー「息子と見聞録」も追加
過去の記事には、息子とのやりとりを通して考えた記事も複数ありました。
イベントレポートもいつの間にか、増えています。
またこの記事もそうですが、ブログについて日々悩んだ記録も少なくありません。
そこで、カテゴリー「イベントレポート」「息子と見聞録」「ブログ試行錯誤」も追加しました。
これからもカテゴリーを見直して、読みやすいブログを目指します。
「あなたの知らないデジマの世界」でThought Leadership(ソートリーダーシップ)を教わった(主催テクノロジー・ネットワーク)
あなたの知らないデジマ(デジタルマーティング)の世界がある、と言われたら、マーケターとしては聞きに行かねばなりません。
主催は、テクノロジー・ネットワークという団体で、テクノロジーに関するネットワーキングを行っているそうです。
ちなみにこんな方にお薦めとのこと。
テクノロジーに携わる中で、最新のマーケティングの考え方(つまりデジタル含む)を理解したい人、これから着手する人、見直したい人。マーケターに限定はいたしません!
- 3人のプレゼンと1人のファシリテーション
- デジタルマーケティングにおける技術トレンド、注目トピックス
- テクノロジーが生活者とつながるためには
- 実践!「B2B Digital Marketingをゼロから率いることになったら」
3人のプレゼンと1人のファシリテーション
本日は、3人の講師によるプレゼンテーションと、パネルディスカッション&QAセッションが行われました。講師の方のテーマは、「テクノロジー」に関する注目のトピックスの紹介だったり、「テクノロジー」を一般の方にどうつないでいくかの事例だったり、「テクノロジー」に対処しなければならない組織運営の考え方など、様々でした。
講演の一部を紹介します。
デジタルマーケティングにおける技術トレンド、注目トピックス
講師はティーリアムジャパンのカントリーマネージャーの安藤 嘉教さん。5つの注目トピックスを取り上げました。
- デジタルトランスフォーメーション
- シンプルカスタマービュー
- リアルタイム
- アノニマス(匿名)へのアプローチ
- データガバナンス GDPR対応
デジタルトランスフォーメーションは、Amazonの成長の裏で、閉店していくアメリカの小売業の存在があります。もはや、どの業種でも、デジタルに取り組むのは急務ということでしょう。
リアルタイムの議論は面白く、企業体どころか、業務の担当者ごとにリアルタイムが異あり、それぞれにあったリアルタイムを提供する必要があるそうです。
Tealium | ユニバーサルデータハブとエンタープライズタグ管理
テクノロジーが生活者とつながるためには
講師は、博報堂ケトルのプランナー畑中 翔太さん。
「デジタルテクノロジーのHumanize(人間化・人肌化)」の事例としてヘッドマウントディスプレイ「FOVE」で視線でピアノを演奏できるようにした、肢体不自由児向けユニバーサルピアノシステム 「Eye Play the Piano」を紹介してくれました。
実践!「B2B Digital Marketingをゼロから率いることになったら」
講師は、KDDIの中東 孝夫さん。
2016年8月にKDDIの法人部門のソリューションマーケティング部の部長に就任してからの約1年のチャレンジを紹介してくれました。大きく3つの取り組みをされたそうです。
- 組織ミッションの定義
- コミュニケーションの量
- チェンジマネジメント
その中で特に印象的だったのが、Thought Leadership(ソートリーダーシップ)と1on1(ミーティング)です。
まず、Thought Leadershipの定義は
「あるカテゴリー」で獲得されるリーダーシップイメージを指す。
というものです。
その分野でリーダーであると認識されることで、取引にもプラスの効果を得るというマーケティングの考え方です。
その獲得のために、オーソライズされたメディアの評価を得ることの重要性を教えてくれました。
そして、組織をまとめるために実施した「1on1ミーティング」の話もよかったです。外資系から日本企業に、いきなり責任者に就任という難しい状況。
顔を合わせる頻度と回数を重視する「1on1ミーティング」を実施するという合理性にしびれました。
その他にも、組織運営での工夫や、デジタルトランスフォーメーションの物差しとも言える「デジタル成熟度モデル」など、がっつり聞きたかったのですが、時間切れだったのが残念。
いずれにせよデジタル化の取り組みの貴重な体験を共有いただきました。
最近公開されたばかりのインタビューもオススメです。
そのあと、アドビシステムズの熊村 剛輔さんのファシリテーションのものと、パネルディスカッション&質疑応答タイム、そして懇親会がありました。
ファシリテーターの熊村さん。
講師の皆さん、運営の皆さん、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
日本マクドナルドCMO足立光さん講演「マクドナルドV字回復を支えたデジタルマーケティング戦略と実行」で5つのポイントを教わった
マクドナルドのニュースをよく見ます。
新商品やキャンペーンの発売だけでなく、業績回復、社長のメッセージが関西弁になってしまうこんなお遊びまで、多種多様なメッセージが飛び交っています。
そんな元気な日本マクドナルドのCMO足立光さんが登壇される。
しかも、「デジタルマーケティング」について語るとなれば行かねばなりません。
(しかし、実はこのデジタルマーケティングという考えかた自体が、、、)
主催は、グロービスデジタルマーケティングクラブ。今回はメンバー以外にも参加を解放してくれたので参加できました。感謝です!
グロービスマーケティングクラブは、グロービス経営大学院の公認クラブ(代表:村上佳代)で、現役生と卒業生で構成されている「デジタルマーケティング」関連の自主的学習組織(会員579名、2017年9月13日時点)。
- 結論「デジタルマーケティング戦略と実行の5つのポイント」
- まず「デジタルという言葉を使わない」
- 次に「戦略の変更はトップダウンで」
- 「デジタル」だけを考えない(目的、全体、リアル)
- 明確なKPI設定
- まず自分をデジタル化する
- 質疑応答で足立さんの「マーケティングの定義」を聞く
結論「デジタルマーケティング戦略と実行の5つのポイント」
足立さんは5つのポイントを挙げました。
- 「デジタル」という言葉を使わない
- 戦略の変更はトップダウンで
- 「デジタル」だけを考えない(目的・全体・リアル)
- 明確なKPI設定
- まず自分をデジタル化する
それぞれ解説しつつ、具体的にどう活かせばいいのか、考えてみます。
まず「デジタルという言葉を使わない」
デジタルマーケティングの講演なのに、いきなりです。
頭のなかが「?」「?」「?」でいっぱいに。
要約すると、デジタルのメディアも既存メディアと同じように使うということです。
特に、メディア(PR)、ファンの声(SNS)、自社メディアを重視しました。
自社メディアにはアプリも含まれます。DL数3700万、アクティブ数1350万という規模は、個人向けのメディアとして強力です。
ここ数年、企業のなかには、デジタルマーケティン部といった名前の専門部署を作る動きがありました。「デジタル」へ注力するスタンスを社内外にイメージづけられる反面、非デジタルと部門とどう連携するか、課題は残りそうです。
実は、この「1.デジタルという言葉を使わない」は、実は「4.明確なKPI設計」とつながっていると思います。詳しくは後述します。
次に「戦略の変更はトップダウンで」
足立さんがCMOに就任したとき、会社はかなり厳しい局面だったそうです。
コスト面でも厳しかったため、デジタルにシフトさせました。
そのうえで、商品の投入時の戦略を見直しました、
- まず「PR」。PRイベントや自社アプリなどでの告知を仕掛けます。
- 商品の発売前の「PreBuzz」で消費者を盛り上げ。
- 「Launch」で提供を開始。WebやTVCMで大規模にアピール。
特に、「PR」は話題性を重視し、消費者の参加型キャンペーンなど、様々なアイデアをしかけているそうです。
「デジタル」だけを考えない(目的、全体、リアル)
明確なKPI設定
KPIを見直し、マーケティングKPIを変更しました。
売り上げ・客数に、「PreBuzz」というSNS等での反響を加えたそうです。
また、この「PreBuzz」のボリュームと、その後の売り上げとの相関関係を把握。
当然、広告代理店も広告媒体などを見直し、「PreBuzz」を意識した提案が出てくるように変わってきたそうです。
まず自分をデジタル化する
以前、PokemonGoが爆発的にヒットしたとき、実際に遊んだ経営者は多くなかったという話をされました。
マーケティング責任者自身が新しいデジタル技術に触れていなければ、部下たちはついてこないと言います。
以上、5つの指摘はこれからも振り返り続けるつもりです。
講演のあと、質疑応答タイムに突入しました。
質疑応答で足立さんの「マーケティングの定義」を聞く
足立さんは来場者からの質問にスパッと答えていきます。
なかでも印象的だったのが「マーケティングの定義」についてです。
- 人の心を動かす(行動)
- ビジネスを作る仕事全部
- 継続的なしくみ化
施策の実現のためには、営業のバックアップ部門は何でもやるのだと思います。
近々、本講演のレポートがWebメディアにも登場する予定。詳しくはそちらでご覧いただけると思います。
頭上を飛翔体が通過した朝の記録(2017年8月29日)
今朝、5時半に起きて出勤の準備をしていたとき、Yahooのアプリの通知に気づきました。
北朝鮮が…。
というお決まりのニュースかと思いながらテレビをつけると、4つに分割された画面が見えました。
文字情報のほか、いくつかの地点の風景です。右上は、どこかの基地かもしれません。
この画面構成を見ていて、東日本大震災を思い出しました。緊急事態で、大量の情報を流すためのフォーマットなのかもしれません。
テレビ(NHK)で得られた情報
2017年8月29日の朝の出来事について、同日の7時過ぎに得られた情報でまとめると(慌ててたので記憶が誤っている可能性あり)
- 5時58分に北朝鮮西岸から飛翔体が発射された(時間の経過とともにミサイルと言う表現に変化)
- 6時直後の段階では北海道、東北、関東北部など広い範囲が警戒地域とされた
- 6時6分ごろ、日本の上空、具体的には北海道の上空を通過
- 6時すぎの時点(?)では「破壊措置の実施はありません。」と報道
- 6時12分に北海道の東沖合に落下
- 落下地点は襟裳岬の東1180km
- 日本国内での落下による被害の情報なし
- ミサイルは3つに分離
- 飛行距離は3000kmで飛翔時間は14分なので、火星?号
- 飛行距離3000kmはグアムに到達する距離
- 菅官房長官の発表は6時40分ごろ
約1時間弱の間に、さまざまな情報が現れて変化していきました。
このあとより確かな情報が出てくるでしょうが、リアルタイムにわかったことをメモしておきます。
今回の情報からわかったこと
- ミサイルの発射から日本上空通過まで8分。
- 発射の情報が伝わるのは、発射から4分後(Yahooのアプリが早かった模様)。
- 落下する方向の特定は難しい。
- 頑丈な建物や地下に避難するよう指示が出る
ぐらいでしょうか。
なにかあったとき4分以内に、避難できる場所があるか確認しておいたほうがよさそうです。
といっても、運よくこの時間に目が覚めていて、ダッシュして駆け込む姿はなかなか想像できません。
コンビニのおじさんたち
いつも通り自宅の最寄り駅に向かいます。
駅前のコンビニには、ちょっとHな雑誌を立ち読みするおじさんが数人。
飛翔体の影響はないようです。
交通機関の遅れ
ニュースでは、東北新幹線などが安全確認のため遅延と報道されていました。
地元の路線も遅延。
車内放送は「政府からの北朝鮮のミサイルの発射に関する情報により、遅延が生じています。」と。
飛翔体に対策できることは災害対策と似ている
飛翔体あらためミサイルが頭上を通過するという現実離れした状況ですが、個人としてできることはあります。
緊急時の行動を決める、緊急時に備えた持ち物を用意するの2点です。
緊急時にどういう行動をするか、予め決めておこうと思います。
- 頑丈な建物や地下ってどこ?
- 家族の連絡手段は?
- 集合地点は?
災害発生前に考えておくべき事項と同じです。
持ち物の準備としては、備蓄するものと常時持つもとに分けて、
- 家庭内の食料品・水の備蓄を確認する
- スマートフォンの充電池を携帯する
- 手荷物にペットボトルの飲料を加える
これまた災害対策と同じです。
これ以上のことがないよう、願っています。
おまけにJアラート漫画を
Jアラートの漫画を描きました pic.twitter.com/ebuSbCk9XP
— 横山了一@戦国コミケ1巻発売中 (@yokoyama_bancho) 2017年8月28日
Aging2.0 Japan Meetupで聞いた米国の介護事情のダイナミックさ
シニア市場に特化した米国のインキュベーター、Aging2.0が日本でMeetupを実施したので参加しました。
Aging2.0とは
日本で紹介された記事を調べてみると、
「Aging2.0」は、米国サンフランシスコに拠点を置き、超高齢社会向けのデジタル技術の開発を目指す起業家の育成や投資活動を推進。過去4年にわたって世界各国で300以上のイベントを開催し、起業家、技術者、デザイナー、投資家、介護事業者、高齢者などが、業界や国境を越えてより良い超高齢社会の実現を目指す仕組みを構築している。
超高齢社会向けのデジタル技術の開発というキーワードが魅了的です。
その日本版立ち上げのアクションとして、Meetupが開催されました。
セッションからアメリカの介護事情を知る
まずは、アンバサダーの阿久津靖子さんから。
主にアメリカと日本の市場比較を多角的に説明してくれました。
出てきたキーワードは、家族介護、金融保証、住みやすいコミュニティといった大きな視点から、服薬管理、転倒予防、リモートケアなど個別の課題まで。
MT ヘルスケアデザイン研究所 (阿久津さんが代表取締役されている会社)
その後、複数のセッションがありました。
印象的だったのが、スタンフォード大学の池野文昭さんとベンチャーキャピタリストの齋藤茂樹さんによる対談と、西海岸でフリーランスをされている西村由美子と阿久津靖子さんの対談でした。
西海岸から日本を見ると
池野さんの「日本は高齢化が進んでいるのに、GDPが世界三位ってすごい!」
齋藤さんの「日本は技術をビジネスにする力が弱い。」
とのコメントが印象的でした。
参考:お二人について掲載されているウェブサイト
SIPフィナンシャル・グループ » 代表取締役社長 齋藤 茂樹(サイトウ シゲキ)
米西海岸の介護事情
西村由美子さんは米西海岸に住んでいる方で、アメリカの介護業界のリアルタイムの話を聞けました。
- 西海岸は車がないと生活できない社会。自動運転のテストを見かける。ここ半年でもかなり有能になり、左折もできるようになっている(アメリカは右側通行なので、左折は対向車線をまたぐので難しい)。
- 人工知能で、介護を必要としている人と、介護サービス提供者をマッチングさせるサービスが大きな資金を得て急成長している。
- アメリカは歯科の予防医療が進んでいる。半年ごとのメンテナンスはほぼ無料に近いが、逆に虫歯の治療は高額。
日本では高齢社会の参考例というとデンマークなどの北欧諸国の情報が中心です。
しかしスポード感のあるアメリカの動きもフォローしていきたいです。
Aging2.0 Meetupの運営関係者のみなさま、お疲れさまでした。
参考リンク
Aging2.0 | A Global Network of Innovators | Aging2.0
今から10年20年経てば、自分で車を運転するのは、非道徳的なことだと考えられるようになるだろう。今では煙草を人前で吸うのは非道徳的なことだと考えられるようになったのと同じように。
— Marc Andreesen Bot (@pmarcabot) 2017年8月17日
読書感想文を巡る息子との攻防を救ったTwitter(2017年夏)
息子の読書感想文がまったく進みません。
課題図書はとある戦国武将の伝記です。
息子は戦国時代が好きなので、相性のいい宿題になるはずでした。
たまたま「嫌いな武将」なのです。
仕方なく嫌々そうに伝記を読み、下書きを書きました。
見せてもらったところ、古い順に出来事を並べた挙句、
「すごい武将でした。」
と終わらせています。
「読書感想文になってない!」と叱るのは簡単ですが、ではどうすればいいのか。
去年までのぼくだったら困惑したかもしれません。
でも、今年は違います。
Twitterのおかげです。
読書感想文のヒントになるtogetter
幸いなことに、このtogetterを読んだばかりだったのです。
この教頭先生のように、息子の「ある戦国武将が嫌い」という気持ちを大切にしてみます。
嫌いな戦国武将とは
この戦国武将は、よく3人を対比して紹介される武将の一人です。
- 武将N:天下統一の途中で家臣の裏切りによって亡くなる。
- 武将H:Nの家臣として立身出世。N亡き後、後継者として天下統一を果たす。
- 武将I:伝記の武将。当初、Nとは同盟関係。N亡き後、Hの家臣的役割に。H亡き後、Hの勢力を滅ぼし、天下統一を果たす。
天下統一を志すだけあって、どの人物も個性が強く、好き嫌いはあるでしょう。
まずは息子が武将Iを嫌う理由を聞いてみます。
息子との対話
ぼく「どういうところが嫌いなの?」
息子「負けそうだったらがまんして、勝てそうになってから相手を滅ぼしたから。卑怯だよ。」
歴史的に見れば、相手に勝てる状態を作るというのは極めて妥当な考え方です。
ぼ「もし自分が武将Iだったらどうするの?」
息「Hがいるときに戦うよ。」
ぼ「それはいつ?」
息「うーん。Nは絶対だから逆らえないんだよなあ。」
ぼ「絶対ねえ。」
息「KNの戦いの後、S攻めの前。このときなら反Hの武将もまだたくさんいる。」
ぼ「どう戦うの?」
息「S攻めに向かっているところを背後から襲う。」
おい!それって卑怯なんじゃない?
その後、どの武将が味方になるかなど、仮想戦史シュミレーションのようなことをして、息子の読書感想文は完成しました。
Tweetに感謝です。
読書感想文を書くためのおすすめリンク
東大の中原先生が読書感想文にまつわる体験を紹介しています。
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 読書感想文とは、いったい「何」で、どのように書いたらよいのか?
今から考えてみますと「読書感想文」というものが、そもそも「何」で、「何を期待されている文章」なのかが、そもそもわからなかったような気がします。オヤジやオフクロにきいても、「はてね?」という感じだった。
読書感想文に正解めいたものがあるのか、悩ましいところです。
数年前のこのTweetで紹介された、読書感動文のテンプレートにもびっくりしました。
うちの小3生が持っていた読書感想文のテンプレ。今日の昼間に採点していた一般教養の授業の答案(文学部の学生はほとんどいない)の中に、このテンプレで書いたような文章はかなり多かったような気がする。「読書感想文」の呪縛恐るべし。。 pic.twitter.com/LKrOmYKOic
— yujiohara (@yujiohr) 2015年8月11日
放課後の一言
もし「読書感想文とは何だろう?」と考えるところまでが宿題だったら、また別次元の宿題になるでしょうね。
頭から離れない今週の広告:生茶のお茶氷とキクぜと燃殻え著「ボクたちはみんな大人になれなかった」(2017年8月第1週)
面白い広告や気に入った広告があれば紹介するこのシリーズ、無事に2回目になりました。しかも一ヶ月ごとのつもりが、一週間で紹介したくなるほど豊作です。
8月の第1週で気に入った広告を3点紹介します。
生茶のお茶氷(KIRIN)
交通広告でかなりの量を出稿しているのが、KIRINの生茶です。
この「お茶氷」の広告がダントツにお気に入りです。
お茶の広告なら、どんな茶葉を使っているとか、作り方の云々など、どうしても商品そのものに関する情報、あるいはシズル感と呼ばれる、喉の渇きを刺激するようなメッセージやビジュアルを訴求しそうです。
実際、今回のシリーズでも、一つは普通の広告です。
氷の中に埋まった、生茶。
のどが渇いていたら飲みたくなると思います。
一方、お茶氷は、生茶を凍らせたお茶氷の作り方に特化しています。
液体から固体に変えただけとも言えますが、とても気に入っています。
他にも数種類の広告があり、左上の一文「知るとお茶は、楽しくなる。DIscover Tea, That's where the fun starts.」の一文に集約されています。
詳しくは公式サイトのこのページをどうぞ。
なにかにキクぜ。(vitaminwater)
商品名がビタミンウォーターだけに、きっと何らかの効能を期待できる飲料なのでしょう。
種類が多いので、まとめて「なにかにキクぜ。」と要約したのかもしれません。
この広告の「神は細部に宿る」な箇所は、個々のボトルの記載にあります。
おそらく、それぞれに含まれるビタミンなどの成分によって、ストーリーが違うのでしょう。
問題は誰がそこまで読み込むか(ぼくのような職業病ぐらいかも)でしょう。
公式サイトもやっぱりカラフルです!
吉岡里帆さんを胸キュンさせた、燃え殻著「ボクたちはみんな大人になれなかった」
ぼくのTwitterのTLでも大いに盛り上がっている私小説があります。
燃え殻著「ボクたちはみんな大人になれなかった」。
手に入れた!売り切れてた!というTweetをよく見かけました。
ぼくもなかなか見つけられないでいませんでした。
最近、見かけたと思ったら、そこには吉岡里帆さんが。
強力なPOPです。
強力すぎて、本を手に取れませんでした。
まるで、小説を読みたいのではなくて、吉岡里帆さんに負けたようになるのが悔しかったからです。
自分の気持ちが落ち着いたら読みたいと思います。
公式サイトはこちらです。
来週もお気に入りの広告に出会えますように!