業界の第一人者から学ぶSEOの基礎 ISM Women 2018（ISM Awards 2018 受賞おめでとうございます！）#inhouseseo

SEO業界の第一人者は、SEO初心者にまず何を教えるでしょうか？

「業界の第一人者から学ぶSEOの基礎 ISM Women 2018」（2018年8月3日開催）の参加レポートを公開します。

（下書き状態だった参加レポートでしたが、ISM Awards 2018の受賞者のかたが数多く登壇された貴重な会だったので、うろおぼえながら復活させます。受賞おめでとうございます！）

ISM Awardsが発表されたイベントはtogetterでどうぞ。

ISM LT祭+Awards 2018.12.7 インハウスSEO担当者の年に一度の成果発表会 - Togetter

なぜISMという団体が？

企業内におけるSEO担当者が交流して、ビジネスの成果を出すために交流する場「in-house SEO Meetup」（略称ISM）は定期的にイベント開催をしています。現場担当者の話が聴け、交流もできる大好きなイベントのひとつです。

今回は女性のかた、特にお子さんの送り迎えの関係で遅い時間だと参加できないケースを想定して、午後に行われました。

このあたり、運営メンバーがいろいろな試みをしていて感心するばかりです。

というわけで、この回の登壇者はすべて女性です！

*もしかして女性限定かと思ったのですが、男性もOKでした。

今日のテーマは「業界の第一人者から学ぶSEOの基礎」。自分のSEOノウハウを見直す機会に！ #inhouseseo pic.twitter.com/sajyfNDraJ

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

 基礎といいつつ、基礎にこそ、重要なポイントがありますから期待大。

まもなく、InhouseSEO meetup始ります。司会はエクスペディアの田中さん！スポンサーは #brightedge さん #inhouseseo pic.twitter.com/NBvmT0fvnW

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

まずスポンサーセッションから。

Brightedge社は強力なSEO分析ツールを提供しているそうです。 

BRIGHTEDGEのスポンサーセッションで気になった機能のひとつが、SEOの優先度の予測。リソースが限られている以上、あたりをつけられるといい。極めて合理的。 #inhouseseo #brightedge pic.twitter.com/ip1Yku6J07

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

続いて、本セッションが始まります。

基調講演1『Googleのトレンドと今やるべきSEO』ISM Awards 2018 基調講演部門 2位受賞！

アユダンテのSEOコンサルタントの江沢真紀さんから。

スポンサーセッションのあとは、本セッション。アユダンテのSEOコンサルタント、江沢さんから。Googleの変化、SEOの基礎、いまやるべき施策など。 #inhouseseopic.twitter.com/bEGKIJmDd5

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

 まずSEOの状況を把握し、基本施策を紹介してくれました。

1.Googleの変化についていけてますか？

1.SEOの概念を改めて

2.Googleの進化

3.スマホ時代を考える

2.SEO施策の基本と今やるべきこと

1.基本のSEO施策は7つ

2.基本施策の昔と今

3.今重要なことを5つ考える

4.必ずしも内部施策は必要じゃないかもしれない

スマートフォンの影響の大きさを感じます。

SEOの歴史をふりかえる。施策としての外部リンクは終焉し、いまはコンテンツ全盛…。 #inhouseseo pic.twitter.com/WNHr3m7Yka

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

この変化で、外部リンク屋はコンテンツマーケティング屋に変わったケースもあるようです。つい最近も、ランキングサイトを作ってSEOの順位をあげませんか？という営業電話がありました。

残念ながら、業界によってはまだこういう施策を選ぶ会社もあるようです。

続いて、SEO施策の基本から。

基本のSEO施策はこの7個

まとめると内部施策、外部施策、コンテンツ施策です。

SEO施策を基本7つに分類。個別のアクションの有効性の今昔比較。これは面白いと思ったら、数ページ飛んでしまった…(;_;) #inhouseseo pic.twitter.com/wl3qNpTpjE

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

SEO施策のひとつ「外的施策」とは

最後の「結局良い商品やサービス作り」が刺さります！

SEOでやるべきことをまとめてくれました。「SEOの基礎を理解、Googleを追わない、ユーザーのことを考える、自分のサイトに必要な施策を行う。」うん！自分の方向性は間違ってない！ #inhouseseo pic.twitter.com/VefuJEBuUv

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

 ユーザー本位の施策を考えましょう、と。

アユダンテのSEOコンサルタントの江沢さんが紹介してくれた、SEO業界の凄腕？たちの言葉。ユーザーにとっていいコンテンツを作れ！アルゴリズムは追わない！は同感。さて、誰だろう？（笑） #inhouseseo pic.twitter.com/e5VviuCDEU

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

SEO業界は、アルゴリズム変更で大騒ぎになりますが、ユーザーを追おうってことでしょうか。

基調講演2『キーワードの背景まで捉えろ！「本当の検索意図」に寄り添うコンテンツ設計法』ISM Awards 2018 基調講演部門1位受賞！

続いてFaber Companyの白砂ゆき子さんが、コンテンツ制作の秘技を紹介してくれました。

続いてFaberCompanyの白砂さん。コンテンツマーケティングを深堀り！ #inhouseseo pic.twitter.com/MnjMzI1EGq

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

話は大きく3点。

I.最初にSEO向き・不向きを考えて！

1.コンテンツで狙える検索クエリの種類

2.向き不向きを判断する

II.「本当の意図」に寄り添う構成を作る

1.検索意図って何？

2.意図を深く知るには

3.ニーズに寄り添い構成に生かす

コンテンツページのUXって何？

1.ヒートマップからわかること

2.読者を飽きさせないデザインの作り方

コンテンツで狙える検索クエリの種類

• 「とは」検索
• 「HOWTO」検索
• 「比較検討」検索
• 「感情」検索

の4つの検索クエリはコンテンツで狙いにいけそうです。

コンテンツを考える前提から。クリックされる、読まれる、新しい提案ができる。記事単体に加えて、サイトの回遊の設計も考えなくてはならない。検索結果に戻られないように！ #inhouseseo pic.twitter.com/6eG9LFOR94

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

読まれるコンテンツとは？

例として「反抗期　ない」という検索ワードで考えます。

「曖昧キーワード」の検索意図をどう読み取るか。例えば「反抗期　ない」は、どんな人が検索してるか特定して、コンテンツ作成へ。丁寧な特定方法で驚き！ #inhouseseo pic.twitter.com/esiSH2pSaX

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

サジェスト、掲示板、検索結果を使った掘り下げかたが半端ない！

例えば、検索結果を読み解くときは…。

誰向けの記事が上位になっているか？記事の内容は？と、記事を分類されるそうです。

サーチコンソール、掲示板、検索結果から検索者のペルソナを導き出す

検索意図を掘り下げていくと…

検索者のペルソナができ、何を伝えたいか、考えていきます。

ニーズに寄り添い構成に活かす

さまざまな情報から、検索意図を読み解いていき、記事に盛り込む内容や構成まで設計していきます。

続いてコンテンツのUXについて。  

読者を飽きさせないデザインの作り方

図解に魂をこめるべし！など、ヒートマップ分析から得られた重要なヒントです。

工夫するイメージが浮かびました！

FaberCompanyのサービス「MIERUCA」の詳細はこちら。

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基調講演に続き、LT（ライトニングトークへ）

LT「SUUMOのロングテール流入対策 」ISM Awards LT部門 2位受賞！

リクルートの楊暁さんから巨大住宅情報サイト「SUUMO」のSEO施策の紹介。 

続いてリクルートの楊さんによるLT。新卒3年目でSUUMOを担当してます。 #inhouseseo pic.twitter.com/8vT71nOoFi

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

3年目という若さ…。  

SUUMOのロングテール対策について。失敗談含めて、ご紹介。 #inhouseseo pic.twitter.com/bggmtC4RpG

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

住宅を探すユーザーのロングテール

検索意図が細かくて驚き！

SUUMOの楊さんのロングテール施策はトライアンドエラー。ロングテール対策としてLPを大量に作るもindex率が低く、不発。しかしページを絞り、内部リンクの実装から改善。仮説から検証してるので、立て直せる。 #inhouseseo pic.twitter.com/S4aN2TMTvb

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

失敗から学んで、次の施策に結びつけていくのが重要と。

LT『明日からできる！？「チョコっと書き換え」検索流入を伸ばすの術』ISM Awards 2018 LT部門 1位！

Buzzfeed Japanの日西愛さんによる記事の改善テク！

書き換えで検索流入が倍になることも、というお話です。

倍になったらうれしい！

検索流入を増やすために書き換えるのは2箇所のみ

なぜかブラジャーのホックの記事が…。

サーチコンソールから書き換えのヒントを探す

Googleのサーチコンソールでどのキーワードで上位に表示されているか、チェック！

キーワードを参考にタイトルと導入文を書き換え。

書き換えると各ワードにおけるCTRと掲載順位が変わる！

こんなに改善するとは、書き換えするしかないっしょ！

書き換えを行う際の思考の流れを大公開！

検索意図の分析→キーワード→タイトル・導入文の作成へ。

流れの3では差別化ポイントを考えます。

流れの6で導入文を見直します。

悩んでいる人のつぶやきを入れると、書きやすいと。

書き換え術のまとめ！

既存記事だからこそできる書き換え法があるということでしょう。

検索流入を改善した例として紹介されたブラジャーの記事です。

www.buzzfeed.com

こんな歴史があったとは…。

クロージングそして懇親会へ

そしてクロージングです。

あっという間にクロージング。司会はPIXTAの櫻田さん。 #inhouseseo pic.twitter.com/8eDChqPHcc

— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年8月3日

セッション後は、懇親会タイム。

ドリンクスポンサーのサントリーの新商品の案内のあと、乾杯。

こちらは月末から販売される、プレモルの秋向け商品です。

公式のレポートもどうぞ。

www.ismhub.com

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