人がうごくコンテンツは「誰か」のために作る(高瀬敦也著『人がうごくコンテンツのつくり方』) #朝渋
コンテンツ作りの仕事が増えて楽しい一方、悩みも増えています。
絶妙なタイミングで『人がうごくコンテンツのつくり方』という本を書かれた、高瀬敦也さんの話を聞けました。毎度おなじみ #朝渋 さんの著者イベントです。
今朝のキーワード「誰か一人のために作るのが、実は広げるための早道。」
朝渋へ。
今朝は著者と語る #朝渋
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
高瀬敦也著『人がうごくコンテンツのつくり方』。動くではなく、うごく。どう違うんだろう? pic.twitter.com/fBxPKF9oUo
ひらがなが多いと、ふわふわした感じがします。
というわけで、著者の高瀬敦也さんが登場。
著者の高瀬さん登場。かなりの夜型人間だそうです…(笑) #朝渋 pic.twitter.com/pvFHskUYkX
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
高瀬さんはフジテレビの元社員。
朝渋の目的を問う
まず、「目的」についてから。
例えば、朝渋の目的は「早起きを広めること」なのか、「人と知のつながりを生み出すこと」なのかによって、活動は大きく異なります。
「本と珈琲に囲まれたクリエイティブな空間で、「読書」をフックに、新たな学びとの「出会い」(exploration)と、学びをみんなで「深める」(exploitation)を繰り返すことで、クリエイティブな発想を高めるとともに、イノベーションの種になるような「人と知のつながり」を生み出すことが「朝渋」の目的です。」
という抽象度の高い話から始まりました。
しかも、これまでの著者イベントとは、スタイルが違います。
基調講演なしで全面トークセッション! #朝渋 pic.twitter.com/5YvxOQktJF
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
全面トークセッション。
事前に著書を読んだ、ファシリテーター朝渋の折田さんが用意した質問からトークが始まります。
番組「逃走中」はサッカー中継のカウンドダウンから
どうやって大ヒット番組「逃走中」を思いついたのか?
「逃走中」。スポーツ観戦が好きで、にわかファン(笑)。
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
当時、サッカー中継にカウントダウン表示があった。残り時間は見続ける。
カウントダウンできる番組を作ろう!と。 #朝渋
キーとなったのが「カウントダウン」で、番組を見続けてもらう仕掛けというのが驚きです。
そして、言葉へのこだわり。
キーワードといえば、企画は言葉がすべて。
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
例えば「こじらせ女子」。自己責任なようで、可愛らしい。ネガティブなことを伝えやすい言葉は、よく使われる。 #朝渋
自らを「こじらせ女子」 と呼ぶ女性と会ったことはないですけど、「こじらせる」という、いずれ治りそうなイメージの言葉選びが大事なんでしょうね。
カスタードクリームを「なめらかプリン」と名付けたことがすごい。
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
角煮の甘酢かけを「酢豚」と呼んだのも。#朝渋
パステルの「なめらかプリン」から、言葉の力の強さへ。
見知らぬ男性をコンテンツ化するワーク
ここで、スクリーンに映されたのが、一人の男性。
顔のアップと、全身の姿のみ。
見た目の雰囲気で、その人がどういう人物か、想像していくというコンテンツメイキングへ。
参加者でコンテンツ化した「いとうたつや」さん本人が登場。「にしむら」さんは放送作家だそうです。 #朝渋 pic.twitter.com/3QQn2uYqRB
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
そのひとがどういうひとなのか、わかっていく課程で、そのひとへの興味がより増していくと流れ。
インプットは「知ったかぶりバンザイ」
インプットの方法、注意していることは
— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
「ひとと話すのがすべて」
「広く浅く。知ったかぶりバンザイ!」
「なにかを作るときは、ひとりの想いで作る」
ひとを巻き込むときにビジョンやイメージを共有するための言語が重要。いろいろ知っていると、言語が増える。 #朝渋
番組作りでも出てきた「既視感」とも通じるのでしょう。
ひとと共有するために、広く浅く知っていることが大事と。
100人に1人に刺されば100万人に刺さる
今回の朝渋は100人が参加。
そこで「100分の1」を当てるゲームが始まります。
まさかいないだろうという条件がヒットして会場は大盛り上がり。
「今朝、バナナを2本食べた人」「朝からビールを飲んだひと」などなど。
100人に1人に刺さる企画なら、日本人1億人強のうち100万人に刺さるという考えでコンテンツを考えるそうです。
映画インターステラーが大好き(それまでは、バック・トゥ・ザ・フューチャー)。好きすぎて、会うひとにすすめまくってた。
コンテンツの対象者は狭くても熱狂してもらうことが大事。誰か一人のために作るのが、実は広げるための早道。 #朝渋— Toru Kawarazuka@書評好きマーケター (@passionhack) 2018年9月18日
というわけで、人がうごくコンテンツのつくり方のヒントをいただきました!
高瀬敦也さんの著書「人がうごくコンテンツのつくり方」(Kindle版)はこちら。
詳しくはTwitterのモーメントにまとまっています。