マーケター河原塚の放課後ノート

興味があるキーワード:イノベーション、未来、歴史、雑誌、個人、マーケティング(抜けてた!)※予定と興味があえばイベントレポートを書かせていただきます。※本ブログの内容は、私個人の考えてす。所属する組織・団体とは関係ありません。

人がうごくコンテンツは「誰か」のために作る(高瀬敦也著『人がうごくコンテンツのつくり方』) #朝渋

コンテンツ作りの仕事が増えて楽しい一方、悩みも増えています。

絶妙なタイミングで『人がうごくコンテンツのつくり方』という本を書かれた、高瀬敦也さんの話を聞けました。毎度おなじみ #朝渋 さんの著者イベントです。

今朝のキーワード「誰か一人のために作るのが、実は広げるための早道。」


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朝渋へ。

ひらがなが多いと、ふわふわした感じがします。 

というわけで、著者の高瀬敦也さんが登場。 

高瀬さんはフジテレビの元社員。

朝渋の目的を問う

まず、「目的」についてから。

例えば、朝渋の目的は「早起きを広めること」なのか、「人と知のつながりを生み出すこと」なのかによって、活動は大きく異なります。

「本と珈琲に囲まれたクリエイティブな空間で、「読書」をフックに、新たな学びとの「出会い」(exploration)と、学びをみんなで「深める」(exploitation)を繰り返すことで、クリエイティブな発想を高めるとともに、イノベーションの種になるような「人と知のつながり」を生み出すことが「朝渋」の目的です。」

朝渋とは? | 朝渋(朝活コミュニティ)

という抽象度の高い話から始まりました。

しかも、これまでの著者イベントとは、スタイルが違います。

全面トークセッション。

事前に著書を読んだ、ファシリテーター朝渋の折田さんが用意した質問からトークが始まります。

番組「逃走中」はサッカー中継のカウンドダウンから

どうやって大ヒット番組「逃走中」を思いついたのか?

キーとなったのが「カウントダウン」で、番組を見続けてもらう仕掛けというのが驚きです。 

そして、言葉へのこだわり。

自らを「こじらせ女子」 と呼ぶ女性と会ったことはないですけど、「こじらせる」という、いずれ治りそうなイメージの言葉選びが大事なんでしょうね。 

パステルの「なめらかプリン」から、言葉の力の強さへ。

見知らぬ男性をコンテンツ化するワーク

ここで、スクリーンに映されたのが、一人の男性。

顔のアップと、全身の姿のみ。

見た目の雰囲気で、その人がどういう人物か、想像していくというコンテンツメイキングへ。

そのひとがどういうひとなのか、わかっていく課程で、そのひとへの興味がより増していくと流れ。 

インプットは「知ったかぶりバンザイ」

番組作りでも出てきた「既視感」とも通じるのでしょう。

ひとと共有するために、広く浅く知っていることが大事と。

100人に1人に刺されば100万人に刺さる

今回の朝渋は100人が参加。

そこで「100分の1」を当てるゲームが始まります。

まさかいないだろうという条件がヒットして会場は大盛り上がり。

「今朝、バナナを2本食べた人」「朝からビールを飲んだひと」などなど。

 

100人に1人に刺さる企画なら、日本人1億人強のうち100万人に刺さるという考えでコンテンツを考えるそうです。

というわけで、人がうごくコンテンツのつくり方のヒントをいただきました!

 

高瀬敦也さんの著書「人がうごくコンテンツのつくり方」(Kindle版)はこちら。

 

詳しくはTwitterのモーメントにまとまっています。

twitter.com

参考情報

style.nikkei.com