Webメディアびっくりセール@二子玉川ライズ(2018.4.21)レポート
Webメディアの中でも老舗と知られる「デイリーポータルZ」と「iTSCOM」による、「第三回Webメディアびっくりセール」に行ってきました。
こんにちは。Webメディアに一日のかなりの時間を奪われてる、マーケター河原塚です。
Webメディアは既存のメディアにくらべて新しく、Web ならではの混沌というか、魑魅魍魎、玉石混合な雰囲気が大好きです。
- Webメディアびっくりセールとは
- portal.nifty.com会場は二子玉川ライズ
- 56の団体や個人が出展
- Webメディア入魂のグッズ(本日の収穫)
- Webメディアのライターは芸人っぽい?(ライター・編集座談会)
Webメディアびっくりセールとは
「セール」というだけあって、Webメディアやライターさん/ブロガーさんたちが同人誌的なものやオリジナルグッズを販売する場です。また、Webメディア関係者のトークショーもありました。
私の狙いは、ライティングスキルに関する情報です。
portal.nifty.com会場は二子玉川ライズ
駅をおりると、人が多くて大混雑。
たまたまやってたレゴのイベントが親子連れに人気らしく、なかなか会場には近づけません。
二子玉川、恐るべし。
56の団体や個人が出展
出展しているWebメディアでぼくが知っているのは、
- トゥギャッター
- withnews
- みんなのごはん
- J-CASTニュース
- ねとらぼ
- エキレビ!
- 有限会社ノオト
- ロケットニュース24
- オモコロ
- ピースオブケイク
- DPZ(デイリーポータルZ)
といったところ。
聞いたことのないWebメディアがたくさんありました。
Webメディア入魂のグッズ(本日の収穫)
withnews
withnewsはこの4冊。
- ウェブメディアの人にも役立つ、新聞記者の超基本的な取材のコツ(第2版)
→新聞記者のコツが満載。ウェブメディアとの違いへの驚きも。 - テーマ取材のやり方〜「インタビューを文字起こししただけの記事」から脱却するには〜
→テーマで書くための実例をまじえた解説。面白い。ぜひ続編を読みたい。 - サッカーのミカタ
→なんと、年代別日本代表だったかたのサッカー記事の書き方。謙虚になる、自分の強みで勝負する、というアドバイスがいい。 - ことばで伝える料理-食べもの取材のコツ
→レシピ化の難しさ、コツの深堀りはさすが。
朝日新聞から誕生したWebメディアならではの硬派さが光ります。
GARAMON
GARAMONは、この1冊。
- インタビュー記事を発注する10のポイント
→インタビュー記事を発注する側なのでぴったりのテーマ。丁寧にポイントが解説されていて参考になります。
ライターの大橋博之さんのPR誌にもなっていて、紙とWebでの執筆実績やWeb記事1本の料金例もあります。
大橋博之@インタビューライター (@garamonmini) | Twitter
ピースオブケイク
ピースオブケイクは、この1冊。
- はじめての「フロー」入門
→すこし前から聞くようになった「フロー」を知りたくて購入。おまけで「diary」もいただいた。
この細長い「スマート新書」シリーズは、コンパクトにまとまっています。なかでも、古賀さんの文章術『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門 (スマート新書)』は秀逸です。
Webメディアのライターは芸人っぽい?(ライター・編集座談会)
ちょうどやっていたライター・編集座談会を聴きました。
ウケてこそのWebメディアのかただからか、面白い発言が多かったです。
一方、Webメディアは、硬派なメディアからやわらかメディアまで、多様な発信者がいます。いろんなWebメディアが参加すると、さらに面白くなりそう。
今回はライティング関係のものを探しに来たので、いい収穫ができました。
次回もぜひ参加したいです。
明けない夜はないが書けない夜はある(ブログを書けない大全(仮))
「明けない夜はない」や「止まない雨はない」というセリフ、どこかで聞いたこと、ありせんか?
ドラマの主人公が、絶望的なシチュエーションで語りかける、希望に満ちた言葉です。
一方、似て非なるのが「書けない夜はある」
まさに昨夜のぼくでした。
おはようございます。ブログを書けないマーケター河原塚です。
正確には、ブログを書き続けられない、ですね。
今回は、書けない理由を深堀りして、どんな対策ができるか、考えてみます。
題して「ブログが書けない大全」(大全が流行ってるので便乗します!)
何を書くか、決まらない(材料はある)
ネタはあるんです。
でも、それをどう仕上げるか、決まらない。
料理で言えば、料理の材料はあるけど、どんな料理を作るか、決まらない。
仕事で言えば、アイデアしかないのに、企画ができたと勘違いしている状態(誰とはいいませんが…)。お客さん好みに、美味しく仕上げるのが一番大変なのに…。
昨日の場合、職場のメンバーへの「問いかけ」を聞いた体験がネタです。
marketing.hatenablog.com
何を書くか、決める(ネタをメッセージに変える)
次にブログを書ける状態にするには、「ネタからメッセージに変換」しなくてはなりません。
メッセージとは、その投稿を通して伝えたいことです。
昨日の記事の場合、複数の選択肢がありました。
- ズバッと斬りこむ「問いかけ」ってあるもんだ(感心)
- 自分が何を知っているか、自らを省みよう(反省)
- 「問いかけ」で時間を効率的に使える(誠実)
ここを決めずに、書き出してしまったのが失敗の最大の要因です。
サイボウズの藤村さんのTweet「タイトルが決められないのは、たいていの場合メッセージが定まっていない時だったりする。」
サイボウズのオウンドメディア【サイボウズ式】の編集長、藤村さんも指摘してました。
原稿を作る時、編集する時にタイトルから決めたほうがいい理由はこれ。伝えるべきメッセージが明確だと、自然と原稿もそれを伝えるための構成に編集していかざるを得なくなる。タイトルが決められないのは、たいていの場合メッセージが定まっていない時だったりする。 https://t.co/Mj3NcaChkG
— Yoshimitsu Fujimura (@saicolobe) 2018年5月19日
メッセージを支える情報を洗い出す(脳内会議)
メッセージが決まれば、それを補うための情報を集め、選択します。
具体的には、ネタをもとに「発散」させてから、情報を「収束」していくプロセスを自分の脳の中で行います。
発散では、まさにブレインストーミングで、思いついたキーワードや一文を書き出します。
収束では、実際に何を書くか書かないか、どういう順番にするか、取捨選択していきます。
しかし昨日はメッセージを決めずに発散し、収束できずに苦しみました。
何を伝えたいか、決まっていないので、取捨選択の基準がありません。
やむを得ず、メッセージの決定に遡り、3の「「問いかけ」で時間を効率的に使える(誠実)」を選ぶことで、文章に盛り込む内容を絞り込めました。
ようやく文章を書き始められる状態になって、ホッとしました。
ぼくの迷走ぶりをずばっと斬るブログを拝見しました。
「What You Think is What You Write.」(倉下忠憲さん@シゴタノ)
「書くこと」と「書き方」の2要素について書かれています。
SNSで相談する
前回の「問いかけ」はFacebookに投稿したところ、多くの反応がありました。
そのひとり、外資系の部門責任者からも、よく使う「問いかけ」とコメントをもらえて、少し自信が出てきました。
記事にしようと思っているネタは、ときどきSNSに投稿して感想をもらうのもありかもしれません。
メンバーを見極める問いかけ「あなたが知っていることを私に説明してください」
「あなたが知っていることを、私に説明してください。」
と言われたことはありますか?
英語では「Ok now tell me what you know」だそうです。
最近聞いたこの問いかけについて考えてみます。
新メンバーに業務を説明する
新規事業や会社の立ち上げでは、ペースは様々でしょうけど、事業の成長とともに増員していきます。
新しいメンバーが早く戦力になれるよう、いろいろな工夫をします。
重要なことの一つは「共通言語を持つ」ことです。
出身企業や業界によって、同じ言葉でも想像する意味合いは異なります。さらに、理解の度合いも重要です。
例えば、新メンバーに業務を説明するには、どこまで詳しく話す必要があるのかわかりません。これまでの経歴から見当をつけるものの、説明を通してどれくらい知識があるか確認していきます。
例えば、
私「○○のこと、ご存知ですか?」
このとき
「はい、知っています。」や「いえ、知りません。」と答えてくれるとスムーズです。前者なら手短に話しますし、後者なら詳しく説明します。
でも
「少しは…」や「ある程度は…」と言われると、謙遜なのか、虚勢なのか、わかりません。まったく知らないわけではないと、こういう表現になるのかもしれません。
以前はそれ以上突っ込まずに話を進めていました。
あるとき、同僚が新メンバーに業務の説明をしていた時、「少しは…」が出てきました。
すかさず、次の問いかけをしていたのです。
「では、その少しを私に説明してください」
新メンバーは「少しは…」と答えた手前、何か言わなければなりません。
わかっている範囲で説明するので、理解度がよくわかり、より的確に説明ができます。
そして、良くも悪くも、性格や力量がわかります。
- 「少しは…」をどの程度の理解度で使うのか
- 物事を理解する際に、何に注目するか
- 説明力の高低
答え方や質問で、いろいろなことがわかってしまうのです。
何かの本で、次のような一文を読んだことがあります。
物事の理解度は、他者に説明できるかどうかでわかる
つまり、この問いかけは、相手がよくわかっていても使えるのです。
今後もこの問いかけのような、いい質問を発見したら紹介します。
修理は楽しくなる?(マーケターTK的修理レポート)
「こういうの、男の子は好きだからね。」
目の前の初老の男性が、うれしそうに笑っている。
手のひらには、灰色の円筒状の物体。大きさは親指の第一関節ほど。
この部品が、我が家のビデオカメラの故障原因だという。
家族のイベントで、カメラマンになって走り回るマーケターの河原塚です。
今回は、私の修理体験を紹介します。
ビデオカメラの不調
ビデオカメラが故障しました。
ズームのとき、ピントがあいません。
ピアニストの手元も、運動会で走る子どもの表情もぼけるのです。
撮影できないわけではないので、だましだまし使ってました。
保証期間は数年前にすぎていたし、スマホでも動画は撮れるし、なにより修理費用が高いだろうと。
普及価格帯のビデオカメラで、価格は3万円台でした。
でも、あっさり修理でき、修理費用もかなり安くすみました。
なにより修理が楽しかったのです。
修理に持ち込む
修理の受付拠点(都内は秋葉原のみ)に持ち込むと、修理費用の見込み金額を教えてくれました。
事前に調べてあったとおりの金額(数千円)だったので、修理を依頼。
1週間たたずに修理できたと連絡がありました。
修理されて戻ってくる
引き渡しの担当は、年配の技術者っぽいかたでした。
この担当者のかたが、とにかく笑顔いっぱい。
どこの箇所の部品がどう壊れたのか、丁寧に説明してくれて、カメラを一緒に覗き込んでオートフォーカスが正常に動くのを確認してくれました。
さらに交換した部品を見せながら、男性はある提案をしてきました。
「よかったら、この部品持っていきますか?」
「いいんですか?息子が喜びそうです。」
「こういうの、男の子は好きだからね。」
なんの役にも立たない部品ですが、機械の構造を想像すると楽しくなります。
部品は、やはり息子に好評でした。カメラの中の構造を想像して興奮し、レゴと組み合わせて仮想のカメラを作ったりしました。
もちろん修理したビデオカメラは快調に動いてます。まもなく開催される学校の運動会では、大活躍してくれるでしょう。
交換 OR 修理
昨日書いたアイロンは修理という選択肢はありません。機能としては、交換か、新品の購入でいいのです。
一方、ビデオカメラはたまたま修理ができました。しかも楽しく。
どちらがいいというわけではありませんが、ビデオカメラを修理できたとき、どこかホッとしました。
子どもの頃からしつけられてきた「ものを大切にする」という価値観に合っていたのでしょう。
なにより、交換してくれたおじさんが、ほんと、いい笑顔だったんです。
保証期間をすぎたばかりのアイロンが壊れたらどうするか?(アイロンが壊れた日)
購入して1年3ヶ月のアイロンが壊れた。
ワイシャツのしわがとれず、熱くなってないことに気づいた。
保証期間は1年。
2つの選択肢が思いついた。
- 修理をする(ただし有償)
- 新品を買う(もちろん有償)
結局、2を選んだ。というか、2しか選べなかった。
わたしの葛藤の日々(実質、3日)を紹介します。
アイロンの壊れかた
いいアイロンで快適に家事をしたいと、複数の機種を検討し、5年は使うつもりで人気メーカーの最上位機種を選びました。1万数千円。
壊れたのは1週間前です。
コンセントに電源プラグを差し込むと、加熱中のランプは付きます。しばらくすると、加熱完了のランプに切り替わります。
でも、まったく熱くなりません。
量販店に連絡してみた
やむを得ず、購入した量販店に電話。
ベテランぽい担当者につながります。
アイロンの故障状況、メーカー名を伝えると、親切かつテキパキと答えてくれました。
- メーカー保証を過ぎると修理は有償(当然ながら)
- 修理と言いつつ交換になる
- 費用は配送料(数千円)と本体費用
- 修理費用の見積もりの費用は、本体価格がそのまま提示される。金額は量販店の販売価格ではなく、割引のない素の値段
結論は、新品を買ったほうがいい、でした。
試算すると、修理と言う名前の交換のほうが新品の購入より、1.5倍割高です。
2つに分かれるネットの口コミ
このメーカーの製品が故障したときの対応は、ネット上の口コミがすぐに見つかります。
ひとつは
修理と言いながらの交換は、けしからん
というものです。
一方、この対応を評価するユーザーもいます(ただし保証期間内)。
すばやく交換してくれて助かった。
これからもこのメーカーの製品を使う!と。
故障したら修理して使う、と発想してましたが、同じものが交換されて届けば、アイロンをかけられないという問題は解決できます。
低価格の商品、例えば100円ショップのシャーペンは壊れても修理しません。
実は、アイロンもそういうカテゴリーになるのか、と驚きました。
メーカー側の経済合理性と教訓
工場が日本にあって技術者がいるなら、修理という選択肢もありえます。
しかし、アジア産のこの機種は、日本の拠点に修理スタッフを雇って修理するのではなく、交換で対応する選択をしました。
経済合理性から考えると、極めて当たり前です。
消費者側はどんな対応ができるでしょうか?
- 国内産の製品を購入する(といっても、必ずしも修理ができるかわかりませんが)
- (主に販売店の)保証期間の延長プログラムに加入する
アイロンの故障から思わぬ経験をしました。
一方、修理には修理のよさがあります。
次回は修理体験を紹介します(続く)。
窓から緑が見える(渋谷三丁目で働くかたへ)
先日書いたとおり、会社が引越しました。
隣の隣のビルへ。距離の引越の大変さは関係なく、引越前の最終日と、週明けの当日(今日)はバタバタしています。
おかげで、書類や資料の類をごっそり捨てられました。
実は、ぼくにはミニマリストのセンスがあったのかも(嘘八百)。
渋谷のど真ん中、とまでは言わないものの、旬な街、渋谷です。
すごいオフィスビルを想像したかた、すみません。
いわゆる雑居ビルです。
というわけで、新オフィスのある渋谷三丁目を紹介します。
金王八幡宮
渋谷氏が城を築いたところから、「渋谷」が始まったと言われています。城の石垣の一部も残っています。金王八幡宮は、秩父から移築してきたそうです。
昼休みはPokemon GOにハマってる人が通りに並んでいます。特定のポケモンが出現するのでしょうか。
この記事が詳しいです。
www.omote-sando.info追加(2018.5.17)ポケモンGOおじさんのニュース
昼の食事処(唐揚げ2選)
ちょうどこちらの引越に合わせて(もちろん無関係)、小樽ザンギの店「NARUTO KITCHEN」がオープンしました!
早速、ランチに行ってみました。
昼の小樽ザンギ定食は850円。ご飯はジンジャーご飯と白米から選べます。
肉厚で大きな唐揚げが4つでかなりのボリュームがあります!
渋谷三丁目の鶏の唐揚げバトルは、並木橋の居酒屋「なかよし」が最強でしたが、強力なライバル出現です。
鶏の唐揚げ以外も、気が向いたら紹介します。
カフェ
渋谷三丁目は、カフェの宝庫です。
明治通り沿いには、
渋谷駅の新南口近くには、
- ドトール
- ペローチェ
があり、ヒマつぶし、人と話す場所には困りません。
なかでもおすすめは、ドイツが誇る部品メーカー、ボッシュのカフェ「cafe 1886 at Bosch」が最高です。
特に、ここのサンドイッチが半端ありません。すごいサバを使った、アトランティックは一度食べると、三回は食べたくなる(私だけか?)代物です。
ゆったりとしたスペースに、ドイツから輸入したアンティーク、無料Wifi(60分)など、快適です。
病院
幸い、病院にあまり縁がないのですが、一か所だけ紹介します。
整形外科
リハビリのスタッフのかたが親切でした。
驚いたことに「渋谷三丁目」で検索すると、渋谷三丁目クリニックという「ED( Erectile Dysfunction、勃起障害)」に特化した病院が最上位に表示されます(2018年5月14日時点)。
www.shibuya3clinic4men.com渋谷三丁目には、ストレスで疲れた男性が多いのでしょうか…。
薬局
実は、ドラッグストアトモズが強力です。
薬局といいつつ、飲料やお菓子類、軽食は、コンビニより安く、種類も豊富です。
トモズにはポイントカードがあって、いつも発行を進められて断ってきました。囲い込み施策ってどうも苦手で…。
しかし今日の店員さんは素早かった…。
店員さん「ポイントカードはお持ちですか?」
わたし「持ってません。」
店員さん「今日はポイント2倍デーなので、作っておきますね。」
ピッ!
わたし「(えっ!)」
店員さん「ありかとうございました。」
まとめ買いした炭酸水には、ポイントカードと入会申込書が…。
や、やるなあ…。
そのほか渋谷三丁目にあるものとないもの(多分)
あるもの
警察署…渋谷警察署があります。
ないもの
書店…先日、山下書店渋谷南口店が閉店し、なくなりました。
映画館…南口方面にはありません。
以上、引越先の渋谷三丁目の紹介でした。
地域の情報があれば、また紹介します。
書評を書けなくて「○○」と「○○」を読んだ(書評ライティングVol.2 読む工夫)
書評を書くには、まず本を読まなければなりません。
読書は好きなので苦にならないのですが、一文が長い、前置きが長い、説明がまわりくどい本は苦手です。
何が言いたいのかわからず、読書力が尽きてしまいます。
でも、あるものを読んだらかなり改善されました。
「目次」と「要約」を読むようにしたのです。
なぜ、目次と要約を読んだら書評が書けるようになったのか、説明します。
眠れないときは、難しい本を読めばいい。
そんな話を聞いたことありませんか?
書評サイトのライターなのに、眠気に勝てないマーケターの河原塚です。
わたしが難しいと思う本の共通点は、
- 一文が長い(翻訳本は、関係代名詞のせいかもしれませんが)
- 前置きが長い
- 説明が回りくどい
私の読解能力が低いだけかもしれませんが…。
書評サイトのライターたるもの、どんな難解な本でも諦めるわけにはいきません。試行錯誤の上、2つの対策で、難しい本に限らず、読書が楽になりました。
結論です。
「目次」を読んで構造を理解し、「要約」で他人の読解力を借ります。
というわけで、書評ライティング・シリーズ第二弾は、読み方の工夫として「目次」と「要約」の活用方法を紹介します。
「目次」は頼れる地図
読書が難航する理由の一つは、読んでいても本がどこに向かってるか、わからないときです。
深い森をイメージしてください。
あなたは森を抜けようとして、足早に奥へ向かいます。
しばらく歩いたら、分かれ道に出くわしました。
行く先を示す立て札を見る限り、右に向かうのが妥当そうですが、左のほうは見通しが良さそうです。
こんな時、地図があれば…。
そうなんです。
本にはありがたいことに「目次」という名の地図がついています。
すぐに森に踏み込まずに、しっかり目次に目を通すのです。
こんなヒントを予め知っていたら、深い森=難しい本にも足を踏み入れられます。
- 全体でどれくらいの難所があるのか(章立て)
- どんな名所や名物があるのか(見出し)
- 自分の興味がある場所があるか(キーワード)
最近の本には、章ごとのまとめがついてることもあります。
ところどころ休憩して装備を確認しつつ、進めるのです。
具体的には、「目次」を三度声を出して読み、気になる箇所にふせんを貼っておきます。
わかりづらい箇所があれば、目次に戻り、どこに向かってるのか、確認しながら読んでいます。
一方、ときどき「目次」があっさりしていたり、逆に難解なときもあります。
そういうときは、奥の手を使います。
「要約」は頼れるベテランガイド
地図である「目次」はしっかり読み込んだはず。
でも「目次」が省略しすぎていてわけがわからなかったり、森があまりに深くて身動きができないこともあります。
森をすでに踏破したベテランガイド「要約」に頼る時です。
要約は、全体の構造を地図以上にわかりやすく説明してくれます。
ビジネス書の要約サービス・要約サイト
現在、ビジネス書の要約を提供するサービスがあります。
本の要約サイト flier(フライヤー) 有料(一部無料でも閲覧可能)
「BOOK-SMART」ブック・スマート | 厳選新刊ビジネス本の要約・書評サイト 有料
ビジネス書の書評・要約まとめサイト bookvinegar-ブックビネガー 無料
見知らぬ土地や異国を旅するなら「地図」や「ガイド」に頼るのは当たり前です。
同じように、初めての本を読むなら「目次」や「要約」を頼りにしてみてはどうでしょうか?
書評を書くには、まず本をしっかり読むことから始まります。