マーケター河原塚の放課後ノート

興味があるキーワード:イノベーション、未来、歴史、雑誌、個人、マーケティング(抜けてた!)※予定と興味があえばイベントレポートを書かせていただきます。※本ブログの内容は、私個人の考えてす。所属する組織・団体とは関係ありません。

Webメディアびっくりセール@二子玉川ライズ(2018.4.21)レポート

Webメディアの中でも老舗と知られる「デイリーポータルZ」と「iTSCOM」による、「第三回Webメディアびっくりセール」に行ってきました。

 

こんにちは。Webメディアに一日のかなりの時間を奪われてる、マーケター河原塚です。

Webメディアは既存のメディアにくらべて新しく、Web ならではの混沌というか、魑魅魍魎、玉石混合な雰囲気が大好きです。

Webメディアびっくりセールとは

「セール」というだけあって、Webメディアやライターさん/ブロガーさんたちが同人誌的なものやオリジナルグッズを販売する場です。また、Webメディア関係者のトークショーもありました。

私の狙いは、ライティングスキルに関する情報です。


f:id:passionhack:20180519142134j:image

portal.nifty.com会場は二子玉川ライズ 

駅をおりると、人が多くて大混雑。

たまたまやってたレゴのイベントが親子連れに人気らしく、なかなか会場には近づけません。

二子玉川、恐るべし。

56の団体や個人が出展

出展しているWebメディアでぼくが知っているのは、 

といったところ。

聞いたことのないWebメディアがたくさんありました。

Webメディア入魂のグッズ(本日の収穫)

withnews

withnewsはこの4冊。
f:id:passionhack:20180519134741j:image

  • ウェブメディアの人にも役立つ、新聞記者の超基本的な取材のコツ(第2版)
    →新聞記者のコツが満載。ウェブメディアとの違いへの驚きも。
  • テーマ取材のやり方〜「インタビューを文字起こししただけの記事」から脱却するには〜
    →テーマで書くための実例をまじえた解説。面白い。ぜひ続編を読みたい。
  • サッカーのミカタ
    →なんと、年代別日本代表だったかたのサッカー記事の書き方。謙虚になる、自分の強みで勝負する、というアドバイスがいい。
  • ことばで伝える料理-食べもの取材のコツ
    →レシピ化の難しさ、コツの深堀りはさすが。

朝日新聞から誕生したWebメディアならではの硬派さが光ります。

GARAMON

GARAMONは、この1冊。
f:id:passionhack:20180519142207j:image

  • インタビュー記事を発注する10のポイント
    →インタビュー記事を発注する側なのでぴったりのテーマ。丁寧にポイントが解説されていて参考になります。

ライターの大橋博之さんのPR誌にもなっていて、紙とWebでの執筆実績やWeb記事1本の料金例もあります。

大橋博之@インタビューライター (@garamonmini) | Twitter

ピースオブケイク

ピースオブケイクは、この1冊。
f:id:passionhack:20180519142727j:image

  • はじめての「フロー」入門
    →すこし前から聞くようになった「フロー」を知りたくて購入。おまけで「diary」もいただいた。

この細長い「スマート新書」シリーズは、コンパクトにまとまっています。なかでも、古賀さんの文章術『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門 (スマート新書)』は秀逸です。

Webメディアのライターは芸人っぽい?(ライター・編集座談会)

ちょうどやっていたライター・編集座談会を聴きました。

ウケてこそのWebメディアのかただからか、面白い発言が多かったです。

一方、Webメディアは、硬派なメディアからやわらかメディアまで、多様な発信者がいます。いろんなWebメディアが参加すると、さらに面白くなりそう。

 

今回はライティング関係のものを探しに来たので、いい収穫ができました。

次回もぜひ参加したいです。

明けない夜はないが書けない夜はある(ブログを書けない大全(仮))

「明けない夜はない」や「止まない雨はない」というセリフ、どこかで聞いたこと、ありせんか?

ドラマの主人公が、絶望的なシチュエーションで語りかける、希望に満ちた言葉です。

一方、似て非なるのが「書けない夜はある」

まさに昨夜のぼくでした。

f:id:passionhack:20180519011153p:plain

おはようございます。ブログを書けないマーケター河原塚です。

正確には、ブログを書き続けられない、ですね。

 

今回は、書けない理由を深堀りして、どんな対策ができるか、考えてみます。

題して「ブログが書けない大全」(大全が流行ってるので便乗します!)

何を書くか、決まらない(材料はある)

ネタはあるんです。

でも、それをどう仕上げるか、決まらない。

料理で言えば、料理の材料はあるけど、どんな料理を作るか、決まらない。

仕事で言えば、アイデアしかないのに、企画ができたと勘違いしている状態(誰とはいいませんが…)。お客さん好みに、美味しく仕上げるのが一番大変なのに…。

 

昨日の場合、職場のメンバーへの「問いかけ」を聞いた体験がネタです。

marketing.hatenablog.com

何を書くか、決める(ネタをメッセージに変える)

次にブログを書ける状態にするには、「ネタからメッセージに変換」しなくてはなりません。

メッセージとは、その投稿を通して伝えたいことです。

 

昨日の記事の場合、複数の選択肢がありました。

  1. ズバッと斬りこむ「問いかけ」ってあるもんだ(感心)
  2. 自分が何を知っているか、自らを省みよう(反省)
  3. 「問いかけ」で時間を効率的に使える(誠実)

ここを決めずに、書き出してしまったのが失敗の最大の要因です。

サイボウズの藤村さんのTweet「タイトルが決められないのは、たいていの場合メッセージが定まっていない時だったりする。」

サイボウズのオウンドメディア【サイボウズ式】の編集長、藤村さんも指摘してました。

 

メッセージを支える情報を洗い出す(脳内会議)

メッセージが決まれば、それを補うための情報を集め、選択します。

 

具体的には、ネタをもとに「発散」させてから、情報を「収束」していくプロセスを自分の脳の中で行います。

発散では、まさにブレインストーミングで、思いついたキーワードや一文を書き出します。

収束では、実際に何を書くか書かないか、どういう順番にするか、取捨選択していきます。

 

しかし昨日はメッセージを決めずに発散し、収束できずに苦しみました。

何を伝えたいか、決まっていないので、取捨選択の基準がありません。

 

やむを得ず、メッセージの決定に遡り、3の「「問いかけ」で時間を効率的に使える(誠実)」を選ぶことで、文章に盛り込む内容を絞り込めました。

ようやく文章を書き始められる状態になって、ホッとしました。

 

ぼくの迷走ぶりをずばっと斬るブログを拝見しました。

「What You Think is What You Write.」(倉下忠憲さん@シゴタノ)

「書くこと」と「書き方」の2要素について書かれています。

cyblog.jp

SNSで相談する

前回の「問いかけ」はFacebookに投稿したところ、多くの反応がありました。

そのひとり、外資系の部門責任者からも、よく使う「問いかけ」とコメントをもらえて、少し自信が出てきました。

記事にしようと思っているネタは、ときどきSNSに投稿して感想をもらうのもありかもしれません。

メンバーを見極める問いかけ「あなたが知っていることを私に説明してください」

「あなたが知っていることを、私に説明してください。」

と言われたことはありますか?

英語では「Ok now tell me what you know」だそうです。

f:id:passionhack:20180518013738p:plain

最近聞いたこの問いかけについて考えてみます。

新メンバーに業務を説明する

新規事業や会社の立ち上げでは、ペースは様々でしょうけど、事業の成長とともに増員していきます。

新しいメンバーが早く戦力になれるよう、いろいろな工夫をします。

 

重要なことの一つは「共通言語を持つ」ことです。

出身企業や業界によって、同じ言葉でも想像する意味合いは異なります。さらに、理解の度合いも重要です。


例えば、新メンバーに業務を説明するには、どこまで詳しく話す必要があるのかわかりません。これまでの経歴から見当をつけるものの、説明を通してどれくらい知識があるか確認していきます。

 

例えば、

私「○○のこと、ご存知ですか?」

このとき

「はい、知っています。」や「いえ、知りません。」と答えてくれるとスムーズです。前者なら手短に話しますし、後者なら詳しく説明します。

でも

「少しは…」や「ある程度は…」と言われると、謙遜なのか、虚勢なのか、わかりません。まったく知らないわけではないと、こういう表現になるのかもしれません。

 

以前はそれ以上突っ込まずに話を進めていました。

 

あるとき、同僚が新メンバーに業務の説明をしていた時、「少しは…」が出てきました。

すかさず、次の問いかけをしていたのです。

「では、その少しを私に説明してください」

新メンバーは「少しは…」と答えた手前、何か言わなければなりません。

わかっている範囲で説明するので、理解度がよくわかり、より的確に説明ができます。

そして、良くも悪くも、性格や力量がわかります。

  • 「少しは…」をどの程度の理解度で使うのか
  • 物事を理解する際に、何に注目するか
  • 説明力の高低

答え方や質問で、いろいろなことがわかってしまうのです。

 

何かの本で、次のような一文を読んだことがあります。

物事の理解度は、他者に説明できるかどうかでわかる

つまり、この問いかけは、相手がよくわかっていても使えるのです。

 

今後もこの問いかけのような、いい質問を発見したら紹介します。

修理は楽しくなる?(マーケターTK的修理レポート)

「こういうの、男の子は好きだからね。」

目の前の初老の男性が、うれしそうに笑っている。

手のひらには、灰色の円筒状の物体。大きさは親指の第一関節ほど。

この部品が、我が家のビデオカメラの故障原因だという。

 

家族のイベントで、カメラマンになって走り回るマーケターの河原塚です。

今回は、私の修理体験を紹介します。

f:id:passionhack:20180516163623p:plain

ビデオカメラの不調

ビデオカメラが故障しました。

ズームのとき、ピントがあいません。

ピアニストの手元も、運動会で走る子どもの表情もぼけるのです。

撮影できないわけではないので、だましだまし使ってました。

保証期間は数年前にすぎていたし、スマホでも動画は撮れるし、なにより修理費用が高いだろうと。

普及価格帯のビデオカメラで、価格は3万円台でした。

でも、あっさり修理でき、修理費用もかなり安くすみました。

なにより修理が楽しかったのです。

修理に持ち込む

修理の受付拠点(都内は秋葉原のみ)に持ち込むと、修理費用の見込み金額を教えてくれました。

事前に調べてあったとおりの金額(数千円)だったので、修理を依頼。

1週間たたずに修理できたと連絡がありました。

修理されて戻ってくる

引き渡しの担当は、年配の技術者っぽいかたでした。

この担当者のかたが、とにかく笑顔いっぱい。

どこの箇所の部品がどう壊れたのか、丁寧に説明してくれて、カメラを一緒に覗き込んでオートフォーカスが正常に動くのを確認してくれました。

 

さらに交換した部品を見せながら、男性はある提案をしてきました。

「よかったら、この部品持っていきますか?」

「いいんですか?息子が喜びそうです。」

「こういうの、男の子は好きだからね。」

なんの役にも立たない部品ですが、機械の構造を想像すると楽しくなります。

 

部品は、やはり息子に好評でした。カメラの中の構造を想像して興奮し、レゴと組み合わせて仮想のカメラを作ったりしました。

もちろん修理したビデオカメラは快調に動いてます。まもなく開催される学校の運動会では、大活躍してくれるでしょう。

交換 OR 修理

昨日書いたアイロンは修理という選択肢はありません。機能としては、交換か、新品の購入でいいのです。

一方、ビデオカメラはたまたま修理ができました。しかも楽しく。

 

どちらがいいというわけではありませんが、ビデオカメラを修理できたとき、どこかホッとしました。 

子どもの頃からしつけられてきた「ものを大切にする」という価値観に合っていたのでしょう。

なにより、交換してくれたおじさんが、ほんと、いい笑顔だったんです。

保証期間をすぎたばかりのアイロンが壊れたらどうするか?(アイロンが壊れた日)

購入して1年3ヶ月のアイロンが壊れた。

ワイシャツのしわがとれず、熱くなってないことに気づいた。

保証期間は1年。

2つの選択肢が思いついた。

  1. 修理をする(ただし有償)
  2. 新品を買う(もちろん有償)

結局、2を選んだ。というか、2しか選べなかった。

わたしの葛藤の日々(実質、3日)を紹介します。

f:id:passionhack:20180515084526p:plain

アイロンの壊れかた

いいアイロンで快適に家事をしたいと、複数の機種を検討し、5年は使うつもりで人気メーカーの最上位機種を選びました。1万数千円。

壊れたのは1週間前です。 

コンセントに電源プラグを差し込むと、加熱中のランプは付きます。しばらくすると、加熱完了のランプに切り替わります。

でも、まったく熱くなりません。

量販店に連絡してみた 

やむを得ず、購入した量販店に電話。

ベテランぽい担当者につながります。

アイロンの故障状況、メーカー名を伝えると、親切かつテキパキと答えてくれました。

  • メーカー保証を過ぎると修理は有償(当然ながら)
  • 修理と言いつつ交換になる
  • 費用は配送料(数千円)と本体費用
  • 修理費用の見積もりの費用は、本体価格がそのまま提示される。金額は量販店の販売価格ではなく、割引のない素の値段

結論は、新品を買ったほうがいい、でした。

試算すると、修理と言う名前の交換のほうが新品の購入より、1.5倍割高です。

2つに分かれるネットの口コミ

このメーカーの製品が故障したときの対応は、ネット上の口コミがすぐに見つかります。

ひとつは

修理と言いながらの交換は、けしからん

というものです。

一方、この対応を評価するユーザーもいます(ただし保証期間内)。

すばやく交換してくれて助かった。

これからもこのメーカーの製品を使う!と。

 

故障したら修理して使う、と発想してましたが、同じものが交換されて届けば、アイロンをかけられないという問題は解決できます。

低価格の商品、例えば100円ショップのシャーペンは壊れても修理しません。

実は、アイロンもそういうカテゴリーになるのか、と驚きました。

メーカー側の経済合理性と教訓

工場が日本にあって技術者がいるなら、修理という選択肢もありえます。

しかし、アジア産のこの機種は、日本の拠点に修理スタッフを雇って修理するのではなく、交換で対応する選択をしました。

経済合理性から考えると、極めて当たり前です。

 

消費者側はどんな対応ができるでしょうか?

  1. 国内産の製品を購入する(といっても、必ずしも修理ができるかわかりませんが)
  2. (主に販売店の)保証期間の延長プログラムに加入する

アイロンの故障から思わぬ経験をしました。

 

一方、修理には修理のよさがあります。

次回は修理体験を紹介します(続く)。

窓から緑が見える(渋谷三丁目で働くかたへ)

先日書いたとおり、会社が引越しました。

隣の隣のビルへ。距離の引越の大変さは関係なく、引越前の最終日と、週明けの当日(今日)はバタバタしています。

おかげで、書類や資料の類をごっそり捨てられました。

実は、ぼくにはミニマリストのセンスがあったのかも(嘘八百)。

f:id:passionhack:20180514124048p:plain

渋谷のど真ん中、とまでは言わないものの、旬な街、渋谷です。

すごいオフィスビルを想像したかた、すみません。

いわゆる雑居ビルです。

というわけで、新オフィスのある渋谷三丁目を紹介します。

金王八幡宮

渋谷氏が城を築いたところから、「渋谷」が始まったと言われています。城の石垣の一部も残っています。金王八幡宮は、秩父から移築してきたそうです。

昼休みはPokemon GOにハマってる人が通りに並んでいます。特定のポケモンが出現するのでしょうか。

f:id:passionhack:20180514143138p:plain

この記事が詳しいです。

www.omote-sando.info追加(2018.5.17)ポケモンGOおじさんのニュース

news.livedoor.com

昼の食事処(唐揚げ2選)

ちょうどこちらの引越に合わせて(もちろん無関係)、小樽ザンギの店「NARUTO KITCHEN」がオープンしました!

www.naruto-kitchen.com

早速、ランチに行ってみました。
f:id:passionhack:20180514124914j:image

昼の小樽ザンギ定食は850円。ご飯はジンジャーご飯と白米から選べます。

肉厚で大きな唐揚げが4つでかなりのボリュームがあります!

渋谷三丁目の鶏の唐揚げバトルは、並木橋の居酒屋「なかよし」が最強でしたが、強力なライバル出現です。

shikinodaidokoro.co.jp

鶏の唐揚げ以外も、気が向いたら紹介します。

カフェ

渋谷三丁目は、カフェの宝庫です。

明治通り沿いには、

渋谷駅の新南口近くには、

があり、ヒマつぶし、人と話す場所には困りません。

なかでもおすすめは、ドイツが誇る部品メーカー、ボッシュのカフェ「cafe 1886 at Bosch」が最高です。

特に、ここのサンドイッチが半端ありません。すごいサバを使った、アトランティックは一度食べると、三回は食べたくなる(私だけか?)代物です。
f:id:passionhack:20180514125730j:image

ゆったりとしたスペースに、ドイツから輸入したアンティーク、無料Wifi(60分)など、快適です。

www.bosch-cafe.jp

病院

幸い、病院にあまり縁がないのですが、一か所だけ紹介します。

整形外科

慶友整形外科渋谷 東京都渋谷区

リハビリのスタッフのかたが親切でした。

 

驚いたことに「渋谷三丁目」で検索すると、渋谷三丁目クリニックという「ED( Erectile Dysfunction、勃起障害)」に特化した病院が最上位に表示されます(2018年5月14日時点)。

www.shibuya3clinic4men.com渋谷三丁目には、ストレスで疲れた男性が多いのでしょうか…。

薬局

実は、ドラッグストアトモズが強力です。

薬局といいつつ、飲料やお菓子類、軽食は、コンビニより安く、種類も豊富です。
f:id:passionhack:20180514152603j:image

トモズにはポイントカードがあって、いつも発行を進められて断ってきました。囲い込み施策ってどうも苦手で…。

しかし今日の店員さんは素早かった…。

店員さん「ポイントカードはお持ちですか?」

わたし「持ってません。」

店員さん「今日はポイント2倍デーなので、作っておきますね。」

ピッ!

わたし「(えっ!)」

店員さん「ありかとうございました。」

まとめ買いした炭酸水には、ポイントカードと入会申込書が…。

や、やるなあ…。

そのほか渋谷三丁目にあるものとないもの(多分)

あるもの

警察署…渋谷警察署があります。

ないもの

書店…先日、山下書店渋谷南口店が閉店し、なくなりました。

映画館…南口方面にはありません。

 

以上、引越先の渋谷三丁目の紹介でした。

地域の情報があれば、また紹介します。

書評を書けなくて「○○」と「○○」を読んだ(書評ライティングVol.2 読む工夫)

書評を書くには、まず本を読まなければなりません。

読書は好きなので苦にならないのですが、一文が長い、前置きが長い、説明がまわりくどい本は苦手です。

何が言いたいのかわからず、読書力が尽きてしまいます。

でも、あるものを読んだらかなり改善されました。

「目次」と「要約」を読むようにしたのです。

なぜ、目次と要約を読んだら書評が書けるようになったのか、説明します。

f:id:passionhack:20180513000716p:plain

眠れないときは、難しい本を読めばいい。

そんな話を聞いたことありませんか?

書評サイトのライターなのに、眠気に勝てないマーケターの河原塚です。

 

わたしが難しいと思う本の共通点は、

  • 一文が長い(翻訳本は、関係代名詞のせいかもしれませんが)
  • 前置きが長い
  • 説明が回りくどい

私の読解能力が低いだけかもしれませんが…。

 

書評サイトのライターたるもの、どんな難解な本でも諦めるわけにはいきません。試行錯誤の上、2つの対策で、難しい本に限らず、読書が楽になりました。

結論です。

「目次」を読んで構造を理解し、「要約」で他人の読解力を借ります。

というわけで、書評ライティング・シリーズ第二弾は、読み方の工夫として「目次」と「要約」の活用方法を紹介します。

「目次」は頼れる地図

読書が難航する理由の一つは、読んでいても本がどこに向かってるか、わからないときです。

深い森をイメージしてください。

あなたは森を抜けようとして、足早に奥へ向かいます。

しばらく歩いたら、分かれ道に出くわしました。

行く先を示す立て札を見る限り、右に向かうのが妥当そうですが、左のほうは見通しが良さそうです。

こんな時、地図があれば…。

 

そうなんです。

本にはありがたいことに「目次」という名の地図がついています。

すぐに森に踏み込まずに、しっかり目次に目を通すのです。

こんなヒントを予め知っていたら、深い森=難しい本にも足を踏み入れられます。

  • 全体でどれくらいの難所があるのか(章立て)
  • どんな名所や名物があるのか(見出し)
  • 自分の興味がある場所があるか(キーワード)

最近の本には、章ごとのまとめがついてることもあります。

ところどころ休憩して装備を確認しつつ、進めるのです。

 

具体的には、「目次」を三度声を出して読み、気になる箇所にふせんを貼っておきます。

わかりづらい箇所があれば、目次に戻り、どこに向かってるのか、確認しながら読んでいます。

 

一方、ときどき「目次」があっさりしていたり、逆に難解なときもあります。

そういうときは、奥の手を使います。

「要約」は頼れるベテランガイド

地図である「目次」はしっかり読み込んだはず。

でも「目次」が省略しすぎていてわけがわからなかったり、森があまりに深くて身動きができないこともあります。

 

森をすでに踏破したベテランガイド「要約」に頼る時です。

要約は、全体の構造を地図以上にわかりやすく説明してくれます。

ビジネス書の要約サービス・要約サイト

現在、ビジネス書の要約を提供するサービスがあります。

本の要約サイト flier(フライヤー) 有料(一部無料でも閲覧可能)

「BOOK-SMART」ブック・スマート | 厳選新刊ビジネス本の要約・書評サイト  有料

ビジネス書の書評・要約まとめサイト bookvinegar-ブックビネガー 無料

ビジネス書 | bizpow(ビズポ) 無料

 

見知らぬ土地や異国を旅するなら「地図」や「ガイド」に頼るのは当たり前です。

同じように、初めての本を読むなら「目次」や「要約」を頼りにしてみてはどうでしょうか?

書評を書くには、まず本をしっかり読むことから始まります。