ビズリーチ・レバレジーズ・GDO・メルカリ・マネーフォワードらの若きマーケターが集結「Tokyo Marketrs' Talk #2」 #マーケあるある 【厳選スライド50枚】@レバレジーズ
1枚のスライドがTwitterで、静かにいいね!されRTされています。
マネージャーの悲哀がほとばしる一枚。引き抜かれるマーケティングメンバー…。がんばれ、マネージャー。君の努力はきっと誰がが見ている(多分) #マーケあるある #TMT pic.twitter.com/PqbZWQDd4X
— Toru Kawarazuka (@passionhack) 2017年10月4日
このスライドは、若きマーケターが集まるLT大会「Tokyo Marketrs' Talk #2」で発表されたものです。
いい感じに成長したと思ったら
責任者ポジションで引き抜かれていきがち
スライドが表示された瞬間、爆笑するひと、深くうなづくひと、そっと涙をぬぐうひと、それぞれでした。
このすてきなイベントを、参加者中最高年齢(多分)のぼくが紹介します
悲哀に満ちたスライド。果たして、どんなLTだったのでしょうか。
- Tokyo Marketers' Talk #2とは
- 司会の堤さんから開会のご挨拶
- LT01『代理店から広告主マーケに転職あるあるが言いたい!』
- LT02『MA導入振り返りとLINEの活用』
- LT03『コンテンツマーケ”って近道?遠回り?』
- LT04『グローバルマーケティングあるある』
- LT05『インハウスマーケティング組織のキャリアパスあるあるいいたい』
- LT06『少人数でスケールするための インハウス運用の広告運用』
- LT07『本当は近い!広報とマーケティングの関係』
- LT08『エンジニアがマーケターを兼務して分かった数字を前に進める技術』
- 最後に故・日野原重明さんの言葉を送ります
Tokyo Marketers' Talk #2とは
会場は、人材業界のレバレジーズ(渋谷ヒカリエ17Fというゴージャスさ!)です。
イベントの告知ページはこちらです。
入ってすぐに「看護のお仕事」 のスタンドを発見。
さて、このイベントは、LT(ライトニングトーク)のスタイルをとります。
エンジニアのイベントでよく見かけるもので、決められた時間内(だいたい数分程度)で、決められたテーマについて話します。
司会の堤さんから開会のご挨拶
司会はレバレジーズの堤さん。軽快なトークで本イベントを紹介していきます。
ハッシュタグは「#マーケあるある」
要約すると、この一枚です。
エンジニアの「シェア文化」をTTP(てっていてきいぱくる!)してみよう
パクるは冗談だとしても、マーケター同士、情報を共有してお互いが成長するように!という狙いかと。
本日のタイムスケジュールはこの通り。
8分×8本のLT、そして懇親会というスタイルです。
ルール1「よっ!!!」と「むっっ」
LTが一方通行にならないよう、聞いている側にも反応が求めれます。
いい発言のとき「よっ!!!」と、つっこみたいところでは「むっっ」と掛け声をいれるのです。しかし、これが結構難しくて、、、。
この記事のなかで、やってみます。
ルール2 たくさんのフレンズをつくる!
マーケターって、横のつながりがなかなかできないので、とてもいい提案です。
さて、早速LTに突入です!
LT01『代理店から広告主マーケに転職あるあるが言いたい!』
株式会社ビズリーチ 冨里晋平さん。
「インハウスマーケがやりたい!」と代理店から事業会社へ転職されたそうです。
いろいろ使ってますね。
最近は、MarketoとKARTEです。
しかし、急成長中のベンチャー企業、ビズリーチですから、続々と転職者が加わり、成果を出さないといけないというプレッシャーも半端ないようです。
インハウスマーケターT氏。優秀なメンバーがどんどん入社する。成果をあげないと!というプレッシャーは高まるばかり。打つ手はあるのか? #マーケあるある #TMT pic.twitter.com/BpSyTpQawH
— Toru Kawarazuka (@passionhack) 2017年10月4日
「成果を出すサイクル」を学べ!
これまでの経験のなかかた、マーケティングツールの活用を軸にして、着実に実績を上げることを提案しています。
なかでも面白かったのが、若いツールベンダーを「ツールベンチャー」として、一緒に成長していこう、という作戦です。
その結果、いろんな外部の人とも知り合いになれたそうです。
草食に見せておいて、意外に戦略的!
すばらしい成功のサイクルを紹介してくれた、 冨里さん!
「よっ!!!」
LT02『MA導入振り返りとLINEの活用』
株式会社 ゴルフダイジェスト・オンライン 松尾勇輝さん。
デジタルマーケティングといえば、やっぱりMA。MAの苦労話がはじまりました。
苦労話とは思えない、笑顔の松尾さん。
MAを2回導入/移行して振り返り、セミナーでは言えない苦労話
ああ、ここでもMAの苦労話が。
「死亡」「無事死亡」「瀕死」という壮絶な日々を過ごしてきたようです。
たどりついた境地が「MAではなくDWHで全部やっちゃえ」
これもまた真理かもしれません。
そして、これだけのチャネルを使えるようになったそうです。
このあと、LINEアカウントの運用話になりました。
GDOさんのLINEアカウント急増のアイデアを募集中とのこと。
終始笑顔の松尾さんに、「よっ!!!」
LT03『コンテンツマーケ”って近道?遠回り?』
株式会社リブ 佐武麻美さん。
www.libinc.co.jp「生きるをもっとポジティブに。」がいいですね。
マーケティングとコンテンツ制作の経験を活かし、コンテンツマーケティング領域を担当しているそうです。
これまでは転職直前から転職までの付き合いに注力していたのが、コンテンツマーケティングによって転職前から転職後までサポートするといいます。
転職後の離脱防止、というのはいいポイントですね。
「よっ!!!」
働く女性へのリーチを増やすために1日10本の記事をアップ
対象を「転職を考えている女性」ではなく、「働く女性」に広げたわけですね。
そして、やはりメディア運営の壁「質と量」問題に出会ったようです。
スライドいっぱいに悩みが…。
これからはコミュニティを活かして、モチベーションコントロールをしていくそうです。
悩みいっぱいでも笑顔の佐武さんに「よっ!!!」
LT04『グローバルマーケティングあるある』
Farfetch Japan 室屋武尊さん。
「グローバルMarketing担当のかたはいますか?」と声をかける、室屋さん。
世界のファッションブランドにアクセスできるという、Farfetchでマーケティングを担当されてます。
190か国、700店舗はすごい。
グローバルECなので多言語対応がすごい
「よっ!!!」
各国によってECの普及に違いがあるけど、Alibabaすごいから、日本もがんばれ的なことを言われるそうです。
そのなときは、このフレームワークを使います。
CAGE(Cultual Administrative Geographical Economic)
こういった事情を話すと、本国(ロンドン)も納得してくれるそうです。
最後に、グローバルECの最強の法則を教えてくれました。
グローバルECの最強の法則「○○は売れる」
Mrグローバル、室屋さんに「よっ!!!」
LT05『インハウスマーケティング組織のキャリアパスあるあるいいたい』
レバレジーズ株式会社 棚橋寿充さん。
ついに冒頭でご紹介したスライドの話です。
タイトルにしっかり【悲哀】の文字が。
「インハウスマーケ」 「機能軸組織」あたりのキーワードが気になるところです。
悲哀に満ちた表情を浮かばる、棚橋さん。
悲哀に満ちて、げっそりやせ…てはいないようです。
発表の趣旨は「あるあるの共感」と「オールインハウス事例の提供」
「オールインハウス」がキーになりそうです。
レバレジーズの組織図をもとに、インハウスマーケは様々な事業に対して横断的な位置付けであると説明しました。
そして、4つの特徴を挙げました。
- オールインハウス
- 多事業
- 機能軸チーム
- 新卒入社多め
このあたりで、当社も似てると感じた参加者の緊張感が高まっていきます。
こういった組織特性によって、2つの事象が発生するそうです。
事象その1 特定領域に特化したプレーヤーが育ちがち
さまざまな事業に関わるため、成長が早い反面、自分の持つWILLと業務との整合せいを見失いがちになるそうです。
そのため、マネージャーは
- 課題解決の本質は変わらないことを伝える
- 担当領域外の課題に取り組んでもらう
といった方法でモチベーションを保ちます。
事象その2 施策の売上インパクトが可視化されがち
- ROASを意識した運用
- (参考「ROAS」とは?通販広告での意味と、計算式を3分で解説)
- 自分の業務がどこにつながるかが見える
によって、自信をもって打った施策が赤字な現実に直面しがちになるそうです。
マネージャーとしてがんばってメンバーを育成した後に待っていたのは現実でした。
いい感じに成長したと思ったら責任者ポジションで引き抜かれていきがち
このスライドが表示された瞬間、爆笑するひと、深くうなづくひと、そっと涙をぬぐうひと、それぞれでした。
責任者ポジションなわけで、本人にとってはいいことなのでしょう。
しかし、自分の後任は…。
引き抜かれていくメンバーを、涙で見送る棚橋さんたちのイラスト。
それでも、引き抜かれても平気なように、チーム運営をするという心構えが大事です。
涙のマネージャー棚橋さんに「よっ!!!」
LT06『少人数でスケールするための インハウス運用の広告運用』
株式会社メルカリ 飯山秀人さん。
やはりインハウスでの運用に関する情報共有です。
今回のテーマは「非データサイエンティスト・非エンジニアでも作れるオレオレ自動更新ダッシュボード」とのこと。
メルカリのデジタル系ソリューションの構成図
(メルカリも含めて)マーケターはやることがいっぱい
特に、モニタリング、レポーティン部をなんとかしなくては!と。
- Google Docs Spreadsheet
- OWOX BI BigQuert Reports
- Chartio
などを活用しているそうです。
とにかく簡単らしい、Spreadsheetの作成イメージ。
Chartioも簡単らしい。
で、たくさんのダッシュボードを作ったそうです。
新入社員・インターンにはSQLをレクチャー
さ、さすがです。
その結果、ダッシュボードをみんなが作れるようになり…。
早く帰れるようになったそうです(間は、かなりはしょってますが)。
さすがのメルカリです。
「よっ!!!」
LT07『本当は近い!広報とマーケティングの関係』
株式会社OKPR 漆畑慶将さん。
PR担当者からマーケター向けのメッセージです。
パブリシティだけが広報じゃない‼
まさにありがちですね。
もっと広報の領域は広いはずです。
PR担当者として支援するなかで、見かけるあるあるが。
自社が所属する業界の相関図が分かってない(ポジショニングみたいなものでしょうか)
プレスリリースの乱発(プレスリリース配信ツールもお手軽ですからね)
人を採用したいのだけれども、なかなか応募からの内定に繋がらない(このあたり、PRによる企業イメージが提供している可能性ありと)。
というわけで、パブリシティだけでなく、もっとPR担当者と仕事しよう!というお話でした。
がんばるPRの漆畑さんに「よっ!!!」
LT08『エンジニアがマーケターを兼務して分かった数字を前に進める技術』
株式会社マネーフォワード 加藤 拓也さん。
先日上場したばかりのFintechの雄、マネーフォワードから、元エンジニアのマーケター、加藤さんが参加しました。
まず、加藤さんご自身のキャリアの考え方から。
エンジニアからマーケティング部専属エンジニアへ!
なぜならコスパがいい!からといいます。
そして、なぜかマーケター兼務へ。
立ち上げが終わるとデザイナーが去っていく
そして、
マーケティングフェーズだけどマーケターはいない
やばい!といいつつ、加藤さんにはチャンスだったようです。
最初にやるのは計測!計測!計測!
あー、いままでマーケターからタグやイベントを入れてくれと依頼されてきたのは、このためだったのか、と(笑)
エンジニアがマーケティング知識をつけるとタスクに対するハラオチ感高し
というわけで、エンジニアもマーケティングを知るべきという加藤さんに「よっ!!!」
以上、8名によるLTのあとは、懇親会です。
LT終了後、記念写真を撮りました。
#tmt 無事おわりました😇💕
— おすみ(ヘーゼル) (@stk0310) 2017年10月4日
実はマーケターって孤独。同じ仕事してるひとが社内に少ない。こうやって社外の話をきくと勉強にもなるし、心強くもあり、刺激にもなり。そんな場を今後もつくっていきたい!
ってことで次回は「2017年振り返りTMT」だよ!また告知します! pic.twitter.com/pJXePvU2oC
運営メンバーはこちら。
レバレジーズの若きマーケター&広報のみなさん、ありがとう!
運営お疲れさまでした「よっ!!!」
次回の「Tokyo Marketrs' Talk #3」は、2018年1月19日(金)だそうです!
新年に熱く語りましょう!
連絡先はこちらです。
<連絡先>
TOKYO MAEKRETRS' TALK運営チーム:レバレジーズ株式会社 倉橋健
facebook:ken.kurahashi.7
MAIL:ken.kurahashi@leverages.jp
最後に故・日野原重明さんの言葉を送ります
あー、おっさんだなあ、と思われつつも、若いひとたちから学びましょう!
みんな同じマーケターだし、がんばってますからね!
なお、一番つき刺さったスライドは冨里さんの冒頭のこれ。
もっと、がんばらなければ。