横浜駅の工事とエキナカ写真展【都市の記憶】(漫画『バンビーノ』から)
横浜駅で乗り換えようとして、壁の前で動けなくなりました。
目の前の老女を、知っていたからです。
密かに漫画好きなマーケターの河原塚です。
漫画『バンビーノ』はマーケティング漫画
ぼくがマーケティング漫画として紹介する作品のひとつが、イタリアンの料理人を目指す若者を主人公にした漫画『バンビーノ』(作者・せきやてつじ、小学館)です。
第一部が料理人修業なのに対して、第二部では主人公が新店舗のマーケティングに奔走します。なかでも、店を盛り上げるために助けを求める、伝説のサービスマン、ヤンさんがお気に入りです。
そのヤンのことを主人公に託すのが、ある老女です。
この写真の女性とそっくりなのです。
エキナカ写真展@横浜西口
現在、横浜駅はあちこちで工事しています。
その最中、壁面を利用して開催されているのが、
エキナカ写真展【都市の記憶】
です。
写真展は、横浜駅の西口近くの大きな壁2面が会場です。
撮影者は飯田修永氏。
平日の朝だと、50人に1人ぐらいは、足を止めて写真を眺めます。
こちらは階段上なので、あまり気づかれないかも。
写真は横浜市内の現在と過去
写真は横浜市内の現在と過去のある地点です。
- 旧三吉演芸場
- 南区横浜橋商店街周辺の風景(現在)
- 馬車道(現在)
- 解体されたバンドホテル
- メリーさん
- 海岸通団地
- 横浜市中央卸売り市場の裏からの風景(現在)
- 中華街(現在)
- 根岸競馬場
- スクラップ&ビルドを繰り返しながら歴史的建造物の保存を模索する北仲通地区(現在)
- 早朝の元町商店街(現在)
- リニューアル前の赤レンガ倉庫
- 都橋商店街(現在)
- 日劇
- 大野一雄氏
モノクロ写真ゆえに、「(現在)」の文字がなければ、過去のものかどうかの見分けがつきません。
あるいは、現在見られる風景も、いずれ【都市の記憶】になると言いたいのかもしれません。
なお、バンビーノにも登場するメリーさんは、実在した伝説の老娼婦。1995年にこつ然と姿を消したそうです。
このブログにも、都市の記憶を残しておきます。
横浜駅西口の工事風景
駅の出口近くから
西口方向を眺めても
南の方を向いても
北を向いても
とにかく工事中です。
2018年のGWの風景でした。