物語創作ツール カタルタ(KATARUTA)5周年イベントでショートショート作家の田丸雅智さんに会いました #カタルタ
カタルタ(KATARUTA)という名前のカードがあります。
トランプと同じ52枚のカードで構成されています。
実際、トランプとして使えるようになっています。
トランプと違い、カードの真ん中に言葉が書いてあります。
例えば「100年たって」とか「どうやら」というキーワードです。
ど・う・や・ら、このカードはお話を作るのを助けてくれるといいます。
カードが誕生して5周年を記念したイベントに参加してきました。
【KATARUTA SPECIAL EVENT at BRICK & MORTAR】
中目黒のBRICK&MORTARで、物語創作ツール・カタルタのイベントがありました。
テーブルに着くと、目の前にはKATARUTAと書かれたカードと、数字と四角が並んだ紙が置いてあります。参加者は20人強ぐらいでしょうか。
しばらくすると、カタルタの製作者・福元和人さんが話し始めました。
隣にはショートショート作家の田丸雅智さんがにこやかに座っています。
福元さんのご紹介によれば、田丸さんは星新一さんの孫弟子で、最近ショートショートの作品を発表し、ショートショート界を盛り上げているそうです。
かつて星新一さんの作品を夢中で読みふけった頃を思い出し、期待は膨らみます。
カタルタで話を作ってみる
早速、カタルタを使ってストーリーを作るワークショップが始まりました。
今回使うのは、カタルタの中でも「ストーリーテリング版・新装版」です。
ウェブサイトの紹介によれば
☆主に8〜10歳向けの絵本や昔話、児童文学から文頭の言葉を抜き出し、頻出ものを中心にカード化しています。また、物語がつくりやすいように、時や場所を表す言葉や感嘆詞が適度に混ぜてあります。
とあります。ショートショート向きのカードかもしれません。
一回目は、あらかじめ田丸さんが選んだカードを使って、話を作っていきます。
1枚目のカードは「100ねんたって」。
プリントにはあらかじめ「ある日のこと、空に変化が起きました。」と書いてあります。
カードは次々と読まれ、四角に書き込み、その下のスペースに自分なりの物語を書いていきます。制限時間は1分!
合計8枚のカードによってそれぞれの参加者がストーリーを紡ぎ出してました。
カードによってストーリーがいろいろな方向に引っ張られていくので、悪戦苦闘して書き終えました。
が、せっかく登場させた登場人物をうまく活かせず、話はうやむやに。
二回目は、カードをランダムに引きます。
今度は、田丸さんも話がどうつながっていくか、わかりません。
ぼくのストーリーは、登場人物が身動きできないまま、終わる展開に。
うまく話をつなげるのは難しいですが、とにかく楽しく、話は自由に広げる時間になりました。
ワークショップ後は、 歓談の時間になったので、店内に展示されたこれまでのカタルタシリーズのラインアップを見ました。
実は、かなりのラインアップがあり、すでに廃盤になったものもあります。
オンラインストアを見たところ、
現在は、
- スタンダード
- ロジカル
- ストーリーテリング
が中心のラインアップになっています。
カードによっては、対話や発想を支援するツールになるそうです。
せっかくの機会なので、数種類のカタルタを購入しました。
息子と遊ぶのが楽しみです。
ショートショート作家の田丸雅智さんにサインをもらう
田丸さんに会える絶好のチャンスなので、著書にサインをいただきました。
次回は、息子と一緒に田丸さんのショートショート講座に参加するつもりです。
・放課後のつぷやき
星新一さんのショートショートをもう一度読み直したくなりました。
福元さん、田丸さん、ありがとうございました。