マーケター河原塚の放課後ノート

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映画『忍びの国』の主人公は日置大膳と思ったわけ(ネタバレあり)

息子と一緒に映画『忍びの国』を観た。

映画が終わったあと、息子は言った。

日置大膳がかっこよかったね。

主人公は嵐の大野智演じる凄腕の忍者、無門。

一方、伊勢谷友介演じる、日置大膳(へきだいぜん)は織田信勝の家臣の一人で、強弓の使い手。

実はぼくのなかでも日置大膳の印象が強かった。

なぜなら、悲劇を背負っていたからだ。

映画のなかの日置大膳(ネタバレあり)

伊勢谷友介さんの演技がいい

まず、伊勢谷友介がかっこよかったです。

引き締まった表情に加えて、戦国武将の出で立ちが決まっていました。

 

そして、映画のなかでのストーリーがまたいいのです。

日置大膳のストーリーがいい

もともと、北畠家の家臣だった大膳が、織田信勝の命により、主君北畠具教を殺害します。自分を引き立てた主君に刃を向けることに苦悩しながらも、最後は自らの手にかけます。

その後、織田信勝に仕えるのですが、主君のはずの信勝に対して、何度となく反対意見を出します。信勝といえば、天下統一に突き進む織田信長次男であり、機嫌を損ないたくないと腰の引けた他の家臣とは全く違います。

そして、後半からは知略と強弓をふるって、忍者たちとの激しい戦いに身を投じていくのです。

苦しみからの再生、奮闘ぶりが、観客の気持ちをぐっとつかむのでしょう。

強弓を使うのがいい

刀や槍も使いますが、見所は強弓での無門との対決シーンです。

無門は、接近戦用の忍者刀や中距離兵器の手裏剣やクナイを使います。

日置大膳は、強弓をもって迎え撃ちます。

その勝敗は、、、。

 

まあ、実際の日置大膳がどうったかは置いておきます。

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主人公無門との比較

一方、主人公無門は無表情で人を殺めるような、いわば殺人マシーンです。もちろん、女房のお国(石原さとみ)の尻に敷かれるような、間の抜けた一面はあります。

本来、二面性になるべき性格があまりに乖離していて、無門という一人の人間のなか両立する感じがしませんでした。

もしかしたら、原作『忍びの国』ではまた違う描かれ方をしているのかもしれません。

 

その点、日置大膳は悲劇に苦悩する姿など、とにかく人間的で魅了されました。

これから映画を見る方は、日置大膳の登場シーンにご注目ください!