将棋ブームに盛り上がる息子に言えなかったこと
将棋界の藤井聡太さんの連勝で、息子が通う小学校では将棋が大流行しています。
将棋に見向きもしなかった息子ですら、将棋の本を読み始めたほどです。
「パパに挑戦する!」
というので、大人気なく、圧勝してみせました。
私「パパが子どもの頃は、ゲームといえば将棋やトランプぐらいしかなかったから。将棋ぐらいできるさ。」
息子「Wiiはなかったの?」
私「ゲーム機なんてないさ!」
息子「うちにはWiiがないから、いまと同じだね。」
目次
- 呪われた家系
- ゲーム機非購入主義
- ぼくらはWiiのある世界に生きている
- 次回予告
呪われた家系
息子の言葉には、ゲーム機を買わないぼくの方針に対する嫌味が含まれています。
我が家のルールでは、いわゆるゲーム専用機は買いません。
脳の発達に問題があるとか、視力の低下が懸念されるとか、
まっとうな理由ではありません。
自分や家族が恐ろしくハマったからです。
ぼくは初代「ドラゴンクエスト」に衝撃を受け、
週末はほぼ徹夜で48時間ぶっとしで遊び、平日はヘロヘロでした。
マリオのジャンプとともに、自らの体もジャンプさせ、
ついに左手の親指にゲームダコができ、痛みに苦しみ、
それでもマリオをやめませんでした。
どう考えても、ゲームにハマる家系です。
ゲーム機があれば、親子三代にわたる呪縛を回避できず、
時間を大量投入するでしょう。
理不尽な方法を使ってでも止めなければなりません。
ゲーム機非購入主義
ぼくの徹底したゲーム機非購入主義のせいで、反動もあります。
息子にも少数ながら自宅にWiiのある友達がいます。
遊びにいくと、数時間ノンストップでゲームをプレイするのです。
少しずつ刺激を与えたほうが、ほどほどで飽きるのかもしれません。
しかし、前述の通り、ハマる家系なので油断できません。
だからこそ「お父さんがこどもの頃はなあ…」と言ってしまったのです。
ゲーム機なくてもお父さんのこども時代は楽しかったぞ、と。
ドラクエで睡眠時間が削られ学校の成績が下がったことは、もう少し未来に話すつもりです。
ぼくらはWiiのある世界で生きている
しかし冷静に考えてみると、ぼくがこどもの頃、ゲーム機があったかどうかなどというのは、息子には関係ない話です。
自分で、この時代のこの日本を選んで生まれてきたわけではありません。
テレビでは、当然楽しくWiiのCMが流れます。
百貨店や郊外の大型スーパーのおもちゃ売り場には、Wiiの体験スペースがあるのです。
理不尽にならない程度に、現実とのバランスをとるのも親の役目なのでしょう。
しばらくは将棋の相手をして、息子のゲームへの欲求が過熱しないよう発散させたいと思います。
なお、同類の言葉に「おれたちの若い頃はなあ…」がありますので、ご注意ください。
もうひとつなお、ゲーム機のなかにはWiiだけではなく、PlayStation4も含まれます。
次回予告
本日、予定していたメディアミートアップについて書くつもりです。
書くかもしれないネタ
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- なぜブログを更新したいのか?