「内省」がないせいで苦労する?(振り返り会2018夏)
「内省」をテーマにした勉強会に参加しました。
(あ!タイトルはしょうもないですが、中身は…。)
自分の考えや行動などを深くかえりみること。反省。「過去を
内省 する」
勉強会には数人が集まりました。
今回は「内省」のために「振り返り」というセッションをします。
振り返り会とは
手順は
- 全員が半年を振り返りシートにまとめる
- 一人が半年を振り返って説明する
- 残りのメンバーから質問を受ける
- 説明した一人から一言
- 残りのメンバーから一言
という流れです。
特に、ポイントになるのは「3」です。
自分では思いつかないような「問い」がでてきます。
「問い」を重ねるケース(チームビルディングへの興味にはどんな意味があるか)
わたしのあるやりとりを紹介します。
- 問い「いまはどんなことに興味がありますか?」
- 答え「チームビルディングやリーダーシップです」
- 問い「なぜ興味を持つんですか?」
- 答え「ここ数年、新規事業に取り組んでいます。組織の成長に合わせて、新しく加わるメンバーが多く、その受け入れが重要だからです。」
- 問い「興味をもつテーマに共通点はありますか?」
- 答え「自分がよく知らなくて、自分を広げてくれそうな内容がテーマになりやすいです。ただし、リーダーシップはこれまで何度か盛り上がっても興味がなくなっていったテーマなので(笑)。」
- 問い「なぜ盛り下がったのでしょうか?」
- 答え「これまで(自分の)仕事の仕方が個人主義で、チームビルディングより社外とのコミュニケーションを重要してきたからです。」
- 問い「なぜ、いまになってその重要性を感じるのか?」
- 答え「いまの事業が、多様な専門家が協力してサービスを構築する性質が強いからです。」
とやりとりをしていくのです。
実際は、もっと気軽に会話していますし、すぐに答えが出ず、うーーーーーーと、もがいてます。
他者の「問い」から学ぶ
自分の振り返りに「問い」を投げてもらい深ぼりできる一方、ほかの方の振り返りにかかわることの学びも非常に大きいです。
メンバーそれぞれの問いには特徴があります。
- モチベーションを高めるようなポジティブな問い
- シンプルな問いを重ねて本質を明らかにする連続問い
- 相手の視点をぐっと広げるような問い
背後には、その人の性格であったり、仕事や人生経験などがあります。
この「問い」を観察したあとに、その人の振り返りを聞くと、さらに「問い」の意味が深まるのです。
そして「これはいい問いだなあ」と思ったら、自分にぶつけたり、別の振り返りの機会に使って、「問い」の種類を増やしていきます。
これまで「振り返り」には、10数回参加していますが、参加するほど面白く感じます。
興味があれば、以下の記事を参考に「振り返り会」を開催してみてはいかがでしょうか?
参考情報
振り返り会のやり方はこちらのマニュアルをご覧ください。
この振り返りについてインタビューをしていただきました。