マーケター河原塚の放課後ノート

興味があるキーワード:イノベーション、未来、歴史、雑誌、個人、マーケティング(抜けてた!)※予定と興味があえばイベントレポートを書かせていただきます。※本ブログの内容は、私個人の考えてす。所属する組織・団体とは関係ありません。

保証期間をすぎたばかりのアイロンが壊れたらどうするか?(アイロンが壊れた日)

購入して1年3ヶ月のアイロンが壊れた。

ワイシャツのしわがとれず、熱くなってないことに気づいた。

保証期間は1年。

2つの選択肢が思いついた。

  1. 修理をする(ただし有償)
  2. 新品を買う(もちろん有償)

結局、2を選んだ。というか、2しか選べなかった。

わたしの葛藤の日々(実質、3日)を紹介します。

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アイロンの壊れかた

いいアイロンで快適に家事をしたいと、複数の機種を検討し、5年は使うつもりで人気メーカーの最上位機種を選びました。1万数千円。

壊れたのは1週間前です。 

コンセントに電源プラグを差し込むと、加熱中のランプは付きます。しばらくすると、加熱完了のランプに切り替わります。

でも、まったく熱くなりません。

量販店に連絡してみた 

やむを得ず、購入した量販店に電話。

ベテランぽい担当者につながります。

アイロンの故障状況、メーカー名を伝えると、親切かつテキパキと答えてくれました。

  • メーカー保証を過ぎると修理は有償(当然ながら)
  • 修理と言いつつ交換になる
  • 費用は配送料(数千円)と本体費用
  • 修理費用の見積もりの費用は、本体価格がそのまま提示される。金額は量販店の販売価格ではなく、割引のない素の値段

結論は、新品を買ったほうがいい、でした。

試算すると、修理と言う名前の交換のほうが新品の購入より、1.5倍割高です。

2つに分かれるネットの口コミ

このメーカーの製品が故障したときの対応は、ネット上の口コミがすぐに見つかります。

ひとつは

修理と言いながらの交換は、けしからん

というものです。

一方、この対応を評価するユーザーもいます(ただし保証期間内)。

すばやく交換してくれて助かった。

これからもこのメーカーの製品を使う!と。

 

故障したら修理して使う、と発想してましたが、同じものが交換されて届けば、アイロンをかけられないという問題は解決できます。

低価格の商品、例えば100円ショップのシャーペンは壊れても修理しません。

実は、アイロンもそういうカテゴリーになるのか、と驚きました。

メーカー側の経済合理性と教訓

工場が日本にあって技術者がいるなら、修理という選択肢もありえます。

しかし、アジア産のこの機種は、日本の拠点に修理スタッフを雇って修理するのではなく、交換で対応する選択をしました。

経済合理性から考えると、極めて当たり前です。

 

消費者側はどんな対応ができるでしょうか?

  1. 国内産の製品を購入する(といっても、必ずしも修理ができるかわかりませんが)
  2. (主に販売店の)保証期間の延長プログラムに加入する

アイロンの故障から思わぬ経験をしました。

 

一方、修理には修理のよさがあります。

次回は修理体験を紹介します(続く)。