マーケター河原塚の放課後ノート

興味があるキーワード:イノベーション、未来、歴史、雑誌、個人、マーケティング(抜けてた!)※予定と興味があえばイベントレポートを書かせていただきます。※本ブログの内容は、私個人の考えてす。所属する組織・団体とは関係ありません。

書評を書けなくて「○○」と「○○」を読んだ(書評ライティングVol.2 読む工夫)

書評を書くには、まず本を読まなければなりません。

読書は好きなので苦にならないのですが、一文が長い、前置きが長い、説明がまわりくどい本は苦手です。

何が言いたいのかわからず、読書力が尽きてしまいます。

でも、あるものを読んだらかなり改善されました。

「目次」と「要約」を読むようにしたのです。

なぜ、目次と要約を読んだら書評が書けるようになったのか、説明します。

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眠れないときは、難しい本を読めばいい。

そんな話を聞いたことありませんか?

書評サイトのライターなのに、眠気に勝てないマーケターの河原塚です。

 

わたしが難しいと思う本の共通点は、

  • 一文が長い(翻訳本は、関係代名詞のせいかもしれませんが)
  • 前置きが長い
  • 説明が回りくどい

私の読解能力が低いだけかもしれませんが…。

 

書評サイトのライターたるもの、どんな難解な本でも諦めるわけにはいきません。試行錯誤の上、2つの対策で、難しい本に限らず、読書が楽になりました。

結論です。

「目次」を読んで構造を理解し、「要約」で他人の読解力を借ります。

というわけで、書評ライティング・シリーズ第二弾は、読み方の工夫として「目次」と「要約」の活用方法を紹介します。

「目次」は頼れる地図

読書が難航する理由の一つは、読んでいても本がどこに向かってるか、わからないときです。

深い森をイメージしてください。

あなたは森を抜けようとして、足早に奥へ向かいます。

しばらく歩いたら、分かれ道に出くわしました。

行く先を示す立て札を見る限り、右に向かうのが妥当そうですが、左のほうは見通しが良さそうです。

こんな時、地図があれば…。

 

そうなんです。

本にはありがたいことに「目次」という名の地図がついています。

すぐに森に踏み込まずに、しっかり目次に目を通すのです。

こんなヒントを予め知っていたら、深い森=難しい本にも足を踏み入れられます。

  • 全体でどれくらいの難所があるのか(章立て)
  • どんな名所や名物があるのか(見出し)
  • 自分の興味がある場所があるか(キーワード)

最近の本には、章ごとのまとめがついてることもあります。

ところどころ休憩して装備を確認しつつ、進めるのです。

 

具体的には、「目次」を三度声を出して読み、気になる箇所にふせんを貼っておきます。

わかりづらい箇所があれば、目次に戻り、どこに向かってるのか、確認しながら読んでいます。

 

一方、ときどき「目次」があっさりしていたり、逆に難解なときもあります。

そういうときは、奥の手を使います。

「要約」は頼れるベテランガイド

地図である「目次」はしっかり読み込んだはず。

でも「目次」が省略しすぎていてわけがわからなかったり、森があまりに深くて身動きができないこともあります。

 

森をすでに踏破したベテランガイド「要約」に頼る時です。

要約は、全体の構造を地図以上にわかりやすく説明してくれます。

ビジネス書の要約サービス・要約サイト

現在、ビジネス書の要約を提供するサービスがあります。

本の要約サイト flier(フライヤー) 有料(一部無料でも閲覧可能)

「BOOK-SMART」ブック・スマート | 厳選新刊ビジネス本の要約・書評サイト  有料

ビジネス書の書評・要約まとめサイト bookvinegar-ブックビネガー 無料

ビジネス書 | bizpow(ビズポ) 無料

 

見知らぬ土地や異国を旅するなら「地図」や「ガイド」に頼るのは当たり前です。

同じように、初めての本を読むなら「目次」や「要約」を頼りにしてみてはどうでしょうか?

書評を書くには、まず本をしっかり読むことから始まります。