マーケター河原塚の放課後ノート

興味があるキーワード:イノベーション、未来、歴史、雑誌、個人、マーケティング(抜けてた!)※予定と興味があえばイベントレポートを書かせていただきます。※本ブログの内容は、私個人の考えてす。所属する組織・団体とは関係ありません。

書評を書けなくて「○○」を読んだ(書評ライティングVol.1「型」のすすめ)

書評を書けるようになりたい。

ここ数年、ずっともがいてきました。文章術の本を何冊も読んで脱落し、書いてはボツにする繰り返し。

しかし、ある方法を試し、一気に楽になりました。

大量に「書評」を読んだのです。

なぜ、書評を読んで書評を書けるようになったのか、説明します。

f:id:passionhack:20180512115211p:plain

書評を書けなくて「◯◯」を読んだ

こんにちは。書評はもちろん、日々文章を書けずに七転八倒しているマーケター河原塚です。

ところでこんな画像を見たことはありませんか?

f:id:passionhack:20180420143219j:image

(出典はこちらの記事です)

bijodoku.com

ビジネス書の書評サイト「美女読書」といいます。

現在、わたしはこの書評サイトにライターとして参加しています。

といっても、最初の半年間は、なかなか書評は書けず、月に1本書けたらいいほうでした。 

 

どうにかしようともがいてもがいて、あるものを読んで一気に変わったのです。

2018年3月は、3本の書評を書けました。しかもその月のランキング(投稿数、PV数、シェア数の3部門)で高い評価を得たのです。

bijodoku.com

結論です。

書評を書けるようになりたくて、ひたすら「書評」を読んだのです。

そして自分にあった「型」を見つけて、書評を書けるようになりました。 

書評は何を書くものなのか?

なぜ書評が書けないだろうか?という疑問から出発しました。

よく考えたら、そもそも「書評」は何を書くものか、わかっていなかったのです。

 

書評の目的はなんでしょうか?

ぼくは『本と読者との出会いを作る』ことだと思っています。

では、どうやったら読者を増やせるでしょうか?

何が書かれていたら、本を読みたくなるでしょうか?目次や要約でしょうか?

 

答えを探すために、 ひたすら書評を読みました。

 

ビジネス書を紹介しているウェブサイト

書評が掲載されている非ウェブメディア

これらを使って、200冊以上の書評を読みました。

特に、ウェブサイト上の書評は、テキストをWordファイルにコピー&ペーストし、画像などを全て削除してから印刷。

プリントアウトした紙に、どんな内容が書かれているか、書き込んでいったのです。

次第に、自分自身が読みたい!書いたい!と思った書評の構造が見えてきました。

私が本を読みたくなる書評の「型」(2018年5月版)

導入

本のなかで特に印象が強かったシーンを描写

目的・背景

本が書かれた目的や背景(著者の紹介になることが多い)、誰に向けて書かれた本なのかを紹介

切り口・立場

どういう切り口や立場で書評を書くか宣言。

例えば、組織のマネージャーの視点から、というように。

本文

重要な箇所の引用と、その箇所について深堀り

この引用と深堀りを数回繰り返す

読後どうするか

今後、そして読後、自分は何をするか?何を変えるか?宣言

 

という「型」が、いまの自分が求める「書評」だと気付いたのです。

「型」が決まると楽になる

「型」が決まると、本を読む際に、アウトプットに必要な要素を選びながら読むようになりました。

情報を取捨選択する基準ができたので、じっくり読む箇所と、軽く読み飛ばす箇所を、すぐに判断できるのです。

おかげで、読む時間も短縮できるようになりました。

 

もし書評を書けずに困っている方は、まずたくさんの書評を読んで、自分にとって最適な「型」を探してみてはどうでしょうか?

次号予告 

「型」以外のテクニックも、書評ライティングシリーズとして、数回に分けて紹介する予定です。