マーケター河原塚の放課後ノート

興味があるキーワード:イノベーション、未来、歴史、雑誌、個人、マーケティング(抜けてた!)※予定と興味があえばイベントレポートを書かせていただきます。※本ブログの内容は、私個人の考えてす。所属する組織・団体とは関係ありません。

もう食べた?キャラメルコーンが衝撃のイノベーションを起こしていた!with 鶏肉とカシューナッツの炒めのまんま ナッツボン

イノベーション

ビジネスの世界では、この言葉が日常的に飛び交っています。

かつて「技術革新」と訳され、メーカー界隈で愛用されていました。いまでは業界を問わずに、苦しい現状を打破するマジックワードに進化したのです。

「厳しい環境下で、我が社もイノベーションを起こさなければならない」

イノベーションを起こす方法を知りたい!」

「まずはイノベーションの地、シリコンバレーを視察だ!」

どれも、ぼくが実際に聞いた言葉です。

でも、イノベーションの種は、愚直に顧客の声を聞き続けるところにもあると思うのです。

教えてくれたのは、トーハトのキャラメルコーンです。

ただのキャラメルコーンではなかった

真っ赤な袋に、生き物を模した顔が描かれています。

見慣れたTohatoのキャラメルコーン、、、ではないのです。

よく見てください。
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Tohatoのキャラメルコーンピーナッツなのです。

大事なところなのでもう一度。

キャラメルコーンのピーナッツです。

 

ぼくは糖質制限中なので、まったく食べるつもりがなかったのですが、

あのピーナッツをたっぷり

のフレーズに惹かれて買いました。

 

思い出してください!

これまで何度、キャラメルコーンを食べる時にあのピーナッツを探しまわったか。

なぜあのピーナッツがこれしかないのか、とイライラした記憶。

お皿に出して食べようものなら、兄弟姉妹であのピーナッツの奪い合いになったことを。

 

でも、もう安心です。

あのピーナッツをじっくり食べられます。

しかも、

こつぶのキャラメルコーンも入っているよ!

という絶妙さ。

ピーナッツにあきたとき、キャラメルコーンが欲しくなったらどうする?と思ったかたも安心です。

早速開封 あのピーナッツは?
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思ったより、キャラメルコーンが入ってます。

きっと、こつぶのキャラメルコーンとあのピーナッツの配合比率をめぐって、Tohato社内では激しい戦いがあったに違いありません。長年続けてきた、キャラメルコーン絶対派が、まさかのピーナッツ派に主役の座を譲り渡すのです。

何時間、いや何日も議論を重ねたでしょう。

そう思うと、あのピーナッツの塩味が流した涙の味に思えてきました。

 

これも見事なイノベーションだと思うのです。

技術でもなく、ITでもなく、顧客の声を聞いて自らを変えていけばイノベーションは起こせるのではないでしょうか。

 

さらにグッときた、お菓子を紹介します。

鶏肉とナッツ炒めのまんま は本当にまんまだった

中華料理の定番、鶏肉とカシューナッツの炒め。

その味を再現した商品のようです。

まるで某社の中華のお惣菜製造キットを連想させます。
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www.ajinomoto.co.jp


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四川料理の定番「宮爆鶏丁」(ゴンバオジーディンをイメージしたそうです。

cookpad.com

原材料にも、しっかり鶏肉と豚肉が入ってます。
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一見すると、ピーナッツ。 
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カシューナッツも少々、薄切りの赤唐辛子もアクセントになっています。

ズバリ、鶏肉とカシューナッツ炒めそのものの味を見事に再現しています。

見かけたらぜひチャレンジを!

(悲報)

この夜、四川料理のお店で飲み会でした。

 

香ばしナッツクランチ ナッツボン 甘さがいい具合

KANROの「ナッツクランチ」を見つけました。
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こんな商品があったんだ、とKANROのウェブサイトを見ました。

そこには、まったく別のナッツボンが。

www.kanro.co.jp

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(掲載元「ナッツボン | カンロ株式会社」

パッケージをリニューアルしたのかもしれません。

情報量が圧倒的に違います。

塩バター味、中身(ナッツボン自体の包装されている状態)、そして絶妙なのがここです。


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コーヒーにぴったり!

の一言です。

なんということはないと思いましたか?

実は、このナッツボンはコンビニに置かれています。

コンビニといえば、コーヒーの提供スポットとして一気に標準化していますから、コーヒーとのセットでの購入が見込めます。

商品パッケージから企業の知恵を学ぶ

商品パッケージが顧客との重要な接点であることがわかります。

特に、販売店舗に商品を置いてもらい、見たひとが手にしたくなる仕掛けが詰まっているわけです。

このノウハウは、ウェブのバナーなどにも当然応用できると思います。

 

というわけで、今日もコンビニに行ってきます。